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大塩美智子さん
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大塩美智子さん

 乳幼児の肌の乾燥への効果的な対策はあるのでしょうか。兵庫県姫路市内で子どもの健康相談に携わる同市保健所健康課の保健師大塩美智子さん(45)に聞きました。

 -乾燥が体に与える影響は。

 「空気が乾燥すると皮膚の水分が失われ、肌がカサカサになりかゆみが生じます。かきむしって出血すると、傷口から雑菌が入り炎症を起こす恐れがあります。乳幼児の場合、皮膚の厚さは大人の半分ほどとされ、汗の分泌や水分を保つ機能も未熟でトラブルが起きやすいです。乾燥で体の水分量が減ると、ウイルスが体内に入り込むのを防ぐ働きがある鼻水や痰(たん)が出にくくなり、インフルエンザや風邪への感染リスクが高まります」

 -どんな対策が有効か。

 「清潔、保湿、紫外線対策が大きなポイントです。お風呂に毎日入り、体を洗う際はせっけんを泡立てて手で優しく洗ってあげましょう。タオルで皮膚をこするとダメージを受け、乾燥がひどくなることも。お風呂上がりには保湿剤を使い、顔や服が擦れる肩甲骨などにはしっかりと塗ってください。また、冬は夏ほどではなくても紫外線の影響があるので、長時間の外出前は子ども用の日焼け止めクリームの使用がお勧めです」

 -室内環境はどうすれば。

 「理想の湿度は60%ですが、50%ほどで乾燥対策の効果があります。ただ、暖房器具を使うと湿度を50%に保つのはなかなか難しいと思います。加湿器を使い、ぬれたバスタオルを部屋に干すだけでも効果は高まるでしょう。水分を意識して飲ませることも大切です。夏は発汗して喉が渇きますが、冬は渇きを感じにくくなります。それでも体の水分は失われているので、例えばトイレに行ったタイミングなどにお茶や水を飲ませるように気を付けてください」

 -受診のタイミングは。

 「赤みの状態や乾燥した皮膚の範囲が普段と違い、気になる時は診察を受けると良いでしょう。肌の能力は子どもによって異なります。保湿剤を塗っても肌の状態が変わらなければ少し量を増やすなど試行錯誤が必要です。それでも症状の悪化が続くのであれば、かかりつけの小児科や皮膚科で相談しましょう」(聞き手・田中宏樹)

【おおしお・みちこ】1973年、加西市生まれ。97年に旧夢前町に入庁。姫路市内7カ所で開く乳幼児健診などの企画・調整を担当。

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