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がれきの撤去作業が続く福島第1原発1号機=5日午後、福島県大熊町(代表撮影)
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がれきの撤去作業が続く福島第1原発1号機=5日午後、福島県大熊町(代表撮影)

 東日本大震災から8年を前に、東京電力福島第1原発が5日、日本記者クラブ加盟の報道関係者に公開された。敷地内は放射能の除染作業が進み、エリアの9割以上は防護服なしで活動可能になった。ただ、事故が起きた原子炉建屋周辺は放射線量が今も高い値を示す。汚染水は増え続けており、史上最悪レベルの原発事故の収束は道半ばだ。

 2011年3月11日に起きた津波で、全交流電源を喪失した同原発1~3号機では原子炉などを冷却できなくなり炉心溶融(メルトダウン)が発生。さらに1、3、4号機の原子炉建屋で水素爆発が起き、大量の放射性物質が放出された。

 敷地内はかつて防護服と顔全面を覆うマスクの着用が必須だったが、除染や放射性物質の飛散防止措置などを続け、作業員はエリア内の96%で一般の作業服で入れるようになった。1~4号機から約100メートル離れた高台も、一般人が防護服なしで短時間滞在できる。

 しかし、2、3号機の間にある通路の放射線量は毎時約350マイクロシーベルトを計測。一般人の被ばく限度量が年間1千マイクロシーベルトのため、滞在時間は5分程度に限られた。東電は原子炉内で溶け落ちた燃料棒(デブリ)の実態調査などに取り組むが、1~3号機内の放射線量は非常に高いままで難航しており廃炉の目標を2040~50年ごろとしている。

 汚染水は約950個の貯蔵タンクに約110万トンを保管。放射性物質を完全に除去する有効策は現時点ではなく、当面タンクの増設が続く。(金 旻革)

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