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 神戸市は8日、総額約1兆7999億円の2019年度当初予算案を発表した。都市間競争を意識した都心・三宮再整備の事業に着手する一方、市西北部の人口減少を見据え、街をコンパクト化する際の核となる拠点駅の周辺リニューアルにも乗り出す。育児の悩みを聞く専任スタッフがいる支援施設を区役所内に設けたり、子どもがいる若い世帯が住み替えた場合の家賃補助を用意したりし、子育て世代に選ばれる都市を目指す。

 ハード、ソフト両面で積極投資に踏み切るため、一般会計は14年ぶりに8千億円を上回った。一方、市税収入は微増を見込むため、借金にあたる市債発行を18年度比11・5%増の927億4千万円として費用を捻出する。

 神戸の玄関口を生まれ変わらせる三宮再整備では、西日本最大級のバスターミナルが入る高層ツインタワー1期ビルや三宮駅南側のデッキ空間の設計に着手。駅南の交差点を歩行者優先の空間に変える「三宮クロススクエア」構想の実現に向け、車線を減らす社会実験も行う。中央区役所が移る総合庁舎の整備費用も計上し、関連工事を始める。

 再整備の対象となるのは、市営地下鉄西神・山手線やJR神戸線、山陽電鉄の拠点駅で、西神中央駅(西区)、名谷駅(須磨区)、垂水駅、新長田駅など。市営地下鉄西神・山手線の終点にあたる西神中央駅周辺では、西区役所新庁舎や文化・芸術ホール、新図書館の整備を始める。ニュータウンが広がる同線名谷駅では、駅舎リニューアルを検討したり、公共施設などの再整備計画を策定したりする。子育て世帯に人気の垂水駅周辺は、体育館や学校などの建て替えを進める。

 インフラ整備に加え、子育て世帯の支援策も拡充。保育ニーズの地域偏在を是正するため、保護者がマイカーで子どもを預けた後、駐車したまま最寄りの駅から通勤できる「パーク&ライド型保育所」を同市兵庫区に整備するなどして保育の受け入れ数を増やす。

 会見で久元喜造市長は「震災後、神戸は玄関口である三宮でさえ元に戻すので精いっぱいだった。市外では駅前再整備が進み、新しいにぎわいが生まれている」と指摘。「三宮だけでなく郊外の拠点駅の周辺でも、住む人のためにも訪れる人のためにも見違える街にしていく」と、街の再編を進める意気込みを語った。

 同市は12日開会の市議会定例会に予算案を提出する。(霍見真一郎)

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