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淡路鉄道運行開始当初の蒸気機関車では登坂が難しかった「長田の坂」=兵庫県南あわじ市倭文長田(撮影・大山伸一郎)
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淡路鉄道運行開始当初の蒸気機関車では登坂が難しかった「長田の坂」=兵庫県南あわじ市倭文長田(撮影・大山伸一郎)
淡路鉄道の「長田駅」(撮影年月日不明)
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淡路鉄道の「長田駅」(撮影年月日不明)
運行最終日に走った淡路交通の花電車=1966年9月30日、兵庫県洲本市
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運行最終日に走った淡路交通の花電車=1966年9月30日、兵庫県洲本市

 1966(昭和41)年まで兵庫県の淡路島を走っていた淡路鉄道は、島中南部の洲本-福良間を結んだ。途中駅の一つが「長田駅」。県民の多くは、長田といえば神戸市長田区にある駅を連想するが、実は淡路島にも存在していたのだ。

 運転士だった南あわじ市の市川富夫さん(83)によると、現在の同市倭文(しとおり)長田付近にその駅はあった。

 駅も線路も往時をしのばせるものはなく、道路を車が行き交う。当時は長田駅と広田駅の間の坂道は勾配がきつく、「長田の坂」として、淡路鉄道の関係者に恐れられたという。

 市川さんが、先輩に聞いたという話を教えてくれた。「洲本高校の男子生徒がいったん降りて車両を押して、また乗って、という形で進んでいた。なかなかのんきな光景だったらしい」

 20年代に運行を始めた淡路鉄道は当初、蒸気機関車だった。馬力が弱く、長田の坂では速度が落ちるため、「人力」まで使わなければ上れないことがよくあったという。のんびりと島を走る鉄道の光景が、目に浮かぶようだ。

 ちなみに、神戸市内に目を向ければ、現在、長田と付く駅は六つある。神戸電鉄「長田」▽JR「新長田」▽神戸高速線「高速長田」▽市営地下鉄西神・山手線「長田」「新長田」▽同海岸線「新長田」-だ。単に「長田駅で待ち合わせよう」と伝えるだけでは、なかなか出会えないかもしれない。(上田勇紀)

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