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 「団塊の世代」の名付け親であり、経済企画庁(現内閣府)長官を務めた作家で経済評論家の堺屋太一(さかいや・たいち、本名池口小太郎=いけぐち・こたろう)さんが8日午後8時19分、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。83歳。大阪市出身。葬儀・告別式は17日午後1時から東京都港区南青山2の33の20、青山葬儀所で。喪主は洋画家の妻池口史子(いけぐち・ちかこ)さん。

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 堺屋太一さんは1995年の阪神・淡路大震災後、復興に向けた提言を積極的に行うなど、兵庫県とのゆかりも深かった。

 震災当日から政府、与党の首脳に、復興に携わる国の実務機関を設けるよう働き掛けた。復興施策の基本方針を審議する政府の「阪神・淡路復興委員会」ができると委員を務め、産業復興について提言。さらに被災地の活力を取り戻し、文化を創造するアイデアも数多く打ち出した。全国から人を呼び込める名物や名所をつくる「百名所運動」や「絵はがきになる街」なども提唱した。

 ベストセラー作家として兵庫ゆかりの作品も生み出した。82年放送のNHK大河ドラマ「峠の群像」は、堺屋さんが「忠臣蔵」の経緯を独自の視点で描いた同名の歴史小説が原作となった。(段 貴則)

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