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丸みを帯びた容姿が特徴の木造聖徳太子立像(兵庫県教育委員会提供)
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丸みを帯びた容姿が特徴の木造聖徳太子立像(兵庫県教育委員会提供)
秀吉の押印や書き込みが残る「淡路国指出寄帳」(兵庫県教育委員会提供)
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秀吉の押印や書き込みが残る「淡路国指出寄帳」(兵庫県教育委員会提供)

 兵庫県教育委員会は21日、加古川市の古刹(こさつ)・鶴林寺が保有する鎌倉期の彫像「木造聖徳太子立像(りゅうぞう)」や、安土桃山期に関白だった豊臣秀吉が大名に淡路国の年貢高などを報告させた古文書「淡路国指出寄帳(さしだしよせちょう)」など6件を県指定文化財にすることを決めた。同文化財は計865件になる。(井上 駿)

 同像は寄せ木造りで、高さ82・7センチ。右手に笏(しゃく)、左手に香炉を持ち、太子が16歳の時、父用明天皇の病気治癒を祈った姿を表現した「孝養(きょうよう)像」の一つ。頭部には毛が植えられており、上半身は下着、下半身ははかま姿で、像に衣装を着せていたとみられる。国重要文化財の「●漆(きゅうしつ)厨子」の内部に安置され、鶴林寺で毎年3月に催される「太子会式」の期間中のみ開帳される。

 指出寄帳は、所領内の農地や年貢高を自己申告させたものをまとめた資料で、秀吉が全国規模で実施した太閤(たいこう)検地の前段階とされる。同国三原郡と津名郡を治めていた大名仙石秀久が1585年に讃岐に転封になる際、秀吉に提出した。次期領主の脇坂安治にわたり、江戸期に龍野藩に移った脇坂家とゆかりのある龍野神社(たつの市)が保管していた。

 県教委によると、大名が提出した指出寄帳は珍しく、秀吉の書き込みや押印もあり「秀吉の土地支配の手法が分かる貴重な史料。所領を細かく確認したまめな性格も表れている」としている。たつの市立龍野歴史文化資料館で23日~4月7日に一般公開する。

 このほか、江戸後期の建造物で、豊かな装飾が施されている黒野(くろの)神社本殿(香美町)が県重要文化財に指定される。江戸期に舟運の拠点となった高砂堀川湊(みなと)及び工楽(くらく)松右衛門旧宅(高砂市)▽見野(みの)古墳群(姫路市)▽皿池湿原(三田市)-の3件は県史跡名勝天然記念物に指定される。

※●は髭の「比」が「休」

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