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本館前で行われた待ち合わせシーンの撮影=神戸市須磨区若宮町1、市立須磨海浜水族園
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本館前で行われた待ち合わせシーンの撮影=神戸市須磨区若宮町1、市立須磨海浜水族園
「波の大水槽」での撮影風景=神戸市須磨区若宮町1、市立須磨海浜水族園
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「波の大水槽」での撮影風景=神戸市須磨区若宮町1、市立須磨海浜水族園
イルカライブ館前での撮影風景=神戸市須磨区若宮町1、市立須磨海浜水族園
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イルカライブ館前での撮影風景=神戸市須磨区若宮町1、市立須磨海浜水族園

 2023年度の新設民営化に向け全面建て替え予定の神戸市立須磨海浜水族園(スマスイ)=同市須磨区=で、水族園を舞台にした映画製作が進められている。三角屋根の本館、歓声が響くイルカライブ館など今の姿を映像に残そうと職員ら有志が取り組む。仕事やパートナーとの関係に悩む夫婦、恋人など4組の物語がスマスイで交錯する映画で、今夏の完成、上映を目指している。(若林幹夫)

 市は同園のさらなる魅力アップのため完全民営化を決め、築30年以上の施設を建て替えることにした。

 同園職員らから「多くの人に親しまれた今の施設を映像に残したい」との声が上がり、同園は単なる記録ではなく長く見続けてもらえるようにと映画化を決めた。職員を含む神戸の映画ファンらで手掛けた防災啓発映画「大災獣ニゲロン」の製作委員会が再結集。数百万円の予算で、今月から撮影を始めた。

 タイトルは「SUMASUI物語」(仮称)。リストラされ、妻に逃げられたが同園の飼育員として再出発した40代男性を中心に物語は展開する。就職活動に悩む若者、子育てが一段落して再就職を目指す女性、余命宣告された60代の男性医師がそれぞれ同園を訪れ、家族との関係などを見つめ直していく姿を描く。

 24年前の阪神・淡路大震災を乗り越えた思いも込める。同園では震災による停電と断水で、飼育していた生き物の半数が死んだ。同園飼育教育部長の大鹿(おおしか)達弥さん(46)は当時若手飼育員として復旧に当たった。「スマスイの歩みと併せて震災の記憶を映像に残したい」と語る。

 出演するのは神戸を拠点に活動する「劇団赤鬼」の団員ら。主題歌は神戸出身の男性デュオ「にこいち」が手掛ける。いずれもニゲロンに引き続いての参加だ。大鹿さんもベテラン飼育員として出演する。

 撮影は3月上旬まで。夏休みごろに園内での上映を予定しており、その後、学校やイベントでの上映を検討するという。

 製作総指揮を務めるNPO法人「KOBE鉄人プロジェクト」事務局長の岡田誠司さん(59)は「私らの世代にとってスマスイ(当時は須磨水族館)はデートの定番スポットでたくさんの思い出がある。映画を見た人それぞれにとってのスマスイをしんみりと感じてほしい」と話す。

【須磨海浜水族園】1957年5月、須磨水族館として開業し、87年7月に現施設に建て替えられた。2010年度から指定管理施設となり、現在は水族館事業を手掛ける「アクアメント」や官民組織「神戸観光局」などでつくる共同事業体が運営。市は須磨海浜公園と合わせて民間事業者による再整備を行い、完全民営化する方針で、19年度中に整備運営事業者を決める。再整備中も営業を続け、23年度の再オープンを目指す。

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