総合 総合 sougou

  • 印刷
大雨により崩れた民間宅地の石積み=2018年7月、神戸市中央区(撮影・後藤亮平)
拡大
大雨により崩れた民間宅地の石積み=2018年7月、神戸市中央区(撮影・後藤亮平)

 大雨など災害時に崩れる恐れのある民間宅地の擁壁やがけについて、神戸市は2019年度、所有者が土砂を撤去したり、大型土のうを設置したりする応急対策工事費を最大100万円助成する。民有地では所有者が原則復旧しなければならず、行政が直接対応できないが、資金面から放置されるケースも目立つ。周囲の民家などにも危険を及ぼすことから支援を決めた。

 同市内では昨年、7月の西日本豪雨を中心に、宅地の斜面を保護する擁壁や、高低差のある宅地境界の石積み(ブロック)、がけなどの崩落が約90件発生。須磨区や北区など8カ所で現在も避難指示や勧告が続いている。

 市によると、同様の助成制度は、全国の政令市では横浜、川崎市に次いで3例目。兵庫県内では南あわじ市が導入している。

 助成対象は、大雨などで既に崩れているか、崩れる恐れがある擁壁やがけなど。市が改善勧告を出しているものも含む。市が現在、改善勧告を出しているのは市内で28カ所あり、主に擁壁の老朽化が理由という。

 新制度では、崩れた土砂を取り除いたり、大型土のうを置いたりする費用を中心に助成する。市が想定する一般的なケースでは計150万円ほどかかり、全体の3分の2(上限100万円)までを助成。19年度は15件程度を見込んでいる。

 擁壁の新たな設置や本格的な補強は対象外で、所有者の自己負担となるが、市建設局防災課は「応急的な措置ができれば、当面の危険は回避できるケースが多い」と強調。「近年、自然災害が増え、被害も大きくなる傾向にある。助成制度を活用し、早めに危険を取り除きたい」としている。(若林幹夫)

総合の最新
もっと見る

天気(9月23日)

  • 30℃
  • 26℃
  • 60%

  • 31℃
  • 25℃
  • 70%

  • 32℃
  • 26℃
  • 50%

  • 30℃
  • 26℃
  • 50%

兵庫県内に 警報 が発令されています

お知らせ