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客室で使われている中田工芸のハンガー
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客室で使われている中田工芸のハンガー
洗面台に設置された麦わら細工のアメニティーボックス
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洗面台に設置された麦わら細工のアメニティーボックス
トワイライトエクスプレス 瑞風
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トワイライトエクスプレス 瑞風

 山陰・山陽地方を巡るJR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス 瑞風(みずかぜ)」。兵庫県内の立ち寄り先は城崎温泉駅(豊岡市)だけだが、車内には「兵庫」が色濃く出ている。調度品や飲食に但馬や阪神地域の特産品が数多く使われており、当選倍率約7倍と人気の「走るホテル」を優雅に演出している。(竹本拓也)

 客室にある木製のハンガー。柔らかい曲線が目を引く。豊岡市の中田工芸が手掛けた逸品で、まるで人が羽織っているような自然さで衣服を掛けられる。百貨店で取り扱う高級品としてだけでなく、「福(服)をかける縁起物」として、引き出物にも使われる。

 洗面用具などを入れるアメニティーボックスは麦わら細工。麦わらを染色し、細切りにして貼り付ける但馬の伝統工芸で、かみや民芸店(豊岡市)の2代目職人神谷勝さんが納入する。

 瑞風の車両には、こうした伝統工芸品やアート作品がちりばめられている。京都迎賓館(京都市)の設計で知られる建築家・インテリアデザイナーの浦一也さんが沿線自治体を巡って集めたもので、旅の楽しみの一つになっているという。

 また、食事で提供するニジマスは神鍋高原(豊岡市)で養殖している。日本酒のメニューには「生●(きもと)」「山廃」といった伝統製法で醸造される享保10(1725)年創業の香住鶴(兵庫県香美町)が並ぶ。客室で楽しむアフタヌーンティーは、洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」(三田市)の世界的職人小山進さんが監修した。

 立ち寄り先のイベントも充実している。かみや民芸店で麦わら細工を出石焼の風鈴などに張る体験や、創業190年を超える老舗かばん製造業エンドー鞄(豊岡市)での革小物制作が好評。列車の到着に合わせ、地元の五荘(ごのしょう)小学校(同)金管バンドが不定期で開く歓迎コンサートも人気だ。

(注)●は酉(とりへん)に「元」

【トワイライトエクスプレス 瑞風】大阪-札幌間で2015年3月まで運行された寝台特急の伝統を受け継ぐ。昨年末までに135本が運行され、約3800人が旅を楽しんだ。バスタブやバルコニーをしつらえた1両1室の「ザ・スイート」、オープンキッチンの食堂車、木材を多用したラウンジカー、展望デッキなどを備える。接客と車両の安全点検の双方を担う専門社員も同乗する。1泊2日の山陰、山陽の各コースと2泊3日の山陰・山陽周遊コースがあり、料金は2人利用(ツイン)の1泊2日で27万円など。

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