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芝田山親方と面会後、取材に応じる中川智子市長=8日、大阪市浪速区(撮影・大盛周平)
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芝田山親方と面会後、取材に応じる中川智子市長=8日、大阪市浪速区(撮影・大盛周平)

 大相撲の土俵に女性が上がれない「女人禁制」について、日本相撲協会に見直しを求めている兵庫県宝塚市の中川智子市長(71)が8日、大阪市内で同協会広報部長の芝田山親方と面会した。中川市長は昨年4月、男女で区別しない対応を求め、同協会も議論するとしていたが、芝田山親方は「結論を出すのに何年かかるか分からない」と応じ、「女性を土俵に上げないのは、相撲が守り続けてきた大事な伝統だ」と強調し、物別れに終わった。

 10日からエディオンアリーナ大阪で始まる大相撲春場所を前に、中川市長は約1年ぶりに会った芝田山親方に、改めて協会側の検討状況を確認。再び要望書を提出し、大相撲巡業で開催地の首長は男女を問わず同じ場所であいさつできることなどを求めた。

 非公開の面会後、取材に応じた中川市長によると、日本相撲協会は昨年7月、「女性と土俵」について外部に意見を聞く手法などを検討する委員会を作った。芝田山親方は中川市長に「広く意見を聞く。一定の結論は出す」と約束した一方で、「相撲は他のスポーツとは違う。独自の伝統と文化に支えられている。この伝統は守っていくつもりだ」などと話したという。

 中川市長が、兵庫県弁護士会が今月5日、大相撲の女人禁制の慣行を「女性に対する差別」とする会長声明を出したことから「女性として人権が侵害されている」と告げると、芝田山親方は立腹したという。

 中川市長は「親方は『人権侵害とか憲法に抵触しているとか、話にならない。そういうことを言う方が人権侵害』と言い、『何で分からないのか』とすごく怒られた」と説明した。

 中川市長は「時代が変化し、東京オリンピック、パラリンピックもある。『このままあいまいにしたくない』という思いで面会に来たが、大きな川が横たわっているという印象で、とても残念」とし、「土俵に上がれないのは、私は差別だと思っている」と述べた。

 土俵の「女人禁制」を巡っては昨年4月、京都府舞鶴市の春巡業で男性市長があいさつ中に土俵で倒れ、救命しようとした女性に土俵を下りるよう促した場内放送が批判された。続く宝塚市の巡業でも、中川市長は土俵下であいさつした。 (中島摩子、大盛周平)

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