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火をともした竹灯籠を囲みながら、黙とうをささげる愛島東部仮設住宅の住民と兵庫のボランティアら=11日午後2時47分、宮城県名取市愛島郷2(撮影・吉田敦史)
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火をともした竹灯籠を囲みながら、黙とうをささげる愛島東部仮設住宅の住民と兵庫のボランティアら=11日午後2時47分、宮城県名取市愛島郷2(撮影・吉田敦史)

 兵庫県のボランティアが継続的に支援する宮城県名取市の愛島(めでしま)東部仮設住宅でも11日、追悼行事が営まれた。ほとんどの住民が転居し、6年続いた慰霊の集いは今回が最後。苦楽をともにした元住民が再会の機会を失うことを惜しむ姿に、阪神・淡路大震災を知るボランティアはコミュニティーを維持するため、新たな追悼の場を模索する。

 同住宅には津波で約750人が犠牲になった同市閖上(ゆりあげ)地区の住民らが入居。最大時182世帯が暮らした。

 同地区ではかさ上げと災害公営住宅の整備が進み、仮設に今も残るのは7世帯19人。自治会長が5月末に退居するため、今回で行事を終了することを決めた。

 地震発生時刻の午後2時46分、元住民らも加わり黙とう。「よく知った顔がここでもう集まれないのはさみしい」。2年前まで同住宅で暮らした女性(70)は、津波で妹=当時(57)=を亡くした。つらい気持ちの中でも前を向けたのは、同じ仮設で過ごした閖上の住民とボランティアの存在だった。

 ひょうごボランタリープラザ(神戸市)を中心とする兵庫の支援は2013年に始まり、3月11日とお盆に追悼行事を手伝った。今回もボランティア約50人が参加し、竹灯籠に浮かべたろうそくに神戸・東遊園地のガス灯「1・17希望の灯(あか)り」の火をともした。

 妻=当時(50)=を津波で失った男性(62)は「兵庫の皆さんが開いてくれる追悼行事は仮設住宅の仲間と再会できる同窓会。形を変えても続いてほしい」と望む。

 同プラザは、住民が戻り始めた閖上地区で追悼行事を継続できるように名取市などに働きかける方針。高橋守雄所長(70)は「人のつながりを絶やさないための支援を息長く続けたい」と話した。(金 旻革)

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