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提訴後に会見する大阪アスベスト弁護団=12日午後、神戸司法記者クラブ
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提訴後に会見する大阪アスベスト弁護団=12日午後、神戸司法記者クラブ

 神戸での造船関連作業でアスベスト(石綿)を吸って中皮腫で亡くなったとして、男性2人の遺族らが12日、国に計2860万円の損害賠償を求める訴訟を神戸地裁に起こした。2014年の大阪・泉南アスベスト訴訟最高裁判決に基づき、国の責任を問う。造船を巡る同種の訴訟は珍しく、担当する大阪アスベスト弁護団は「被害が埋もれている」と相談を呼び掛ける。

 提訴したのは、川崎重工業神戸工場で船のボイラー製造に携わり、13年に74歳で亡くなった元同社従業員▽三菱重工業神戸造船所で断熱材の加工・装着作業などを担当し、03年に65歳で亡くなった下請け企業の元従業員-の遺族ら。

 14年の最高裁判決は国が石綿工場で局所排気装置を設置させる義務付けを怠ったと認め、賠償責任が確定。これを受け、国は1958年5月~71年4月に石綿粉じんを吸う作業に就き、関連疾患にかかった労働者や遺族と和解を進める方針を示している。

 造船作業は勤務場所が変わることが多く、国の責任を問いにくかったが、亡くなった2人は長年、屋内の決まった場所で石綿の切断や加工をしており、同弁護団は局所排気装置が必要だったと主張する。

 相談は同弁護団TEL090・3273・0891(平日午前10時~午後6時)

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