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神妙な表情で支援者に挨拶する泉房穂氏=17日午後8時5分、明石市大明石町2(撮影・中西幸大)
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神妙な表情で支援者に挨拶する泉房穂氏=17日午後8時5分、明石市大明石町2(撮影・中西幸大)
当選を確実にし、お祝いに駆けつけた支援者に感謝する泉房穂氏(中央)=17日午後8時29分、明石市大明石町2(撮影・藤家 武)
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当選を確実にし、お祝いに駆けつけた支援者に感謝する泉房穂氏(中央)=17日午後8時29分、明石市大明石町2(撮影・藤家 武)

 部下への暴言問題で前市長が辞職したことに伴う出直し兵庫県明石市長選が17日投開票され、前職の無所属泉房穂氏(55)が、元職、新人の三つどもえを制し、3度目の当選を果たした。泉氏は、謝罪を続けることで暴言問題への批判をかわす一方、手厚い子育て政策による人口増など2期8年弱の実績が評価された。

 暴言問題を巡るリーダーの資質や、手厚い子育て施策など市政継続の是非が争点となった。

 投票率は46・84%。暴言問題で全国的に注目を集める選挙となり、市議選とダブル選だった2015年(45・50%)を上回った。

 泉氏は道路拡幅工事を巡り、立ち退き交渉が遅れていた建物に「火をつけて捕まってこい」などと市幹部に暴言を浴びせ、2月2日付で引責辞職。立候補を要請する市民の署名活動を受け、出直し立候補した。

 泉氏は選挙戦で「選挙結果にかかわらず、人として許されない」とおわび行脚を展開。一方で、6年連続の人口増など地域活性化の実績をアピールし、「子ども施策の充実で生まれた好循環を、ほかの分野にも広げる」と訴えた。

 泉氏は支持政党を問わず、子育て世代を中心に幅広い年代の支持を集めた。

 前兵庫県議で元明石市長の無所属北口寛人氏(53)は子育て施策の継続を訴える一方、「泉市政は高齢者に冷たい」と強調し、近隣市町との連携も掲げたが、及ばなかった。元兵庫県議で共産新人の新町美千代氏(71)は「市役所からパワハラを根絶する」と暴言を批判。介護保険料の引き下げなども訴えたが、支持を広げられなかった。

 泉氏は任期満了前に辞職したため、公選法の規定により、4月の統一地方選で再び市長選が実施される。

 この日夜、会見した泉氏は「改めて市民の判断を仰ぎたい」と話し、約1カ月後の市長選に立候補を表明した。(藤井伸哉)

【泉房穂氏(いずみ・ふさほ)】1963年、明石市生まれ。東大教育学部を卒業後、NHKに入局。弁護士を経て、2003年の衆院選では旧民主党公認で兵庫2区から立候補して比例復活を果たし、1期務めた。11年の明石市長選で、69票差の大接戦を制して初当選。15年に再選した。市長在任中は、全国市長会社会文教委員長などを歴任。明石市在住。55歳。

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