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ドローンによる撮影が検討されている臨海部=神戸市須磨区
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ドローンによる撮影が検討されている臨海部=神戸市須磨区
昨夏の台風20号で破壊された須磨海岸沖の離岸堤。消波ブロックが乗り上げ、コンクリートの壁がくしが欠けたようになった=神戸市須磨区(神戸市海岸防災部提供)
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昨夏の台風20号で破壊された須磨海岸沖の離岸堤。消波ブロックが乗り上げ、コンクリートの壁がくしが欠けたようになった=神戸市須磨区(神戸市海岸防災部提供)

 高潮による臨海部の被災状況を把握するため、神戸市は2019年度、小型無人機ドローンの活用に乗り出す。昨夏の台風で、市内の離岸堤や消波ブロックなどに損傷が相次いだことを受けての対応。ドローンで撮影した平時と被災時の空中写真を比較することで、現地での目視点検よりも素早く安全に確認できるという。(小川 晶)

 昨年は7月の西日本豪雨をはじめ、台風20、21、24号などにより、兵庫県内でも風水害が相次いだ。神戸市海岸防災部によると、昨年8月に兵庫県を縦断した台風20号の高潮では、須磨海岸(神戸市須磨区)の沖合にある浸食防止などのための離岸堤が損傷。波の勢いで消波ブロックが押し出され、コンクリートの壁が壊れた。

 同市長田区の港湾施設でも消波ブロックが移動し、東灘区の神戸沖埋立処分場では南側の岸壁が削られた。いずれの被害も、陸地からの目視や小型船での現地調査で確認したが、状況把握にかかる時間や調査に伴う危険が課題となった。

 対応を検討した同部は効率面や安全面から、プログラムで自動飛行できるドローンを取り入れる方針を決定。市街地に比べて海上は、飛行に当たっての制約が少なく、活用しやすいとの判断もあったという。

 被害把握の事前準備として、臨海部の平時の状況を空から撮影し、「初期値」としてデータ保存する。災害が起これば、再びドローンを飛ばして写真を撮影し、初期値と重ね合わせて分析。目視では気付かないような細かい変化も把握できる可能性がある。

 ドローンの運用は、専門業者に委託する予定。将来的に発生が予想される南海トラフ巨大地震の備えにもなるといい、同部の担当者は「初期値として撮影する範囲などの検討を進め、今年の台風シーズンが到来するまでに撮影を始めたい」と話す。

 市はこの他にも、さまざまな分野でドローンの活用を模索。企業立地課によると、赤外線カメラによるシカの生態分析や、産業廃棄物の処理状況の調査などに導入する方針という。

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