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女性議員を増やそうと市民団体が企画したセミナー=神戸市中央区北長狭通4
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女性議員を増やそうと市民団体が企画したセミナー=神戸市中央区北長狭通4

 痛ましい子どもの虐待死や、ドメスティックバイオレンス(DV)被害が後を絶たない。社会的立場が弱い人を取り巻く問題に目を向けてほしいと、男性が大半を占める地方議会に女性の参画を求める声が高まっている。4月には、選挙の候補者数を「できる限り男女均等」にするよう政党に促す法律が施行されてから初の統一地方選が投開票される。女性議員を後押しする市民団体もあり、有権者らは論戦の行方を注視している。(末永陽子)

 千葉県野田市で小4の女児が亡くなり両親が逮捕された事件では、父親に加え、母親も批判の対象となった。背景には夫から妻へのDVもあったとされるが、「なぜ逃げなかったのか」「子どもを盾にするなんて」と非難も噴出した。

 「私もそうだった。DVは正常な判断力を奪われてしまう」

 シングルマザーとして2人の子どもを育てる兵庫県内の40代の女性は、逮捕された母親に自分の姿を重ねた。かつて夫の暴力におびえる日々を送ったからだ。

 長女が生まれたばかりのころ、夜泣きをするたびに夫から怒鳴られたり殴られたりした。夫が子どもに暴力を振るう時、自分が間に入ると余計に逆上した。次第に自分が先回りして怒ったり、見て見ぬふりをしたり。「母親として何をすべきか分からなくなっていった」。離婚した後も男性不信に陥り、就職もなかなか決まらなかったという。

 政府は女性の社会進出ばかり支援している、と感じる。「暴力や貧困による問題を自己責任論で片付けるのではなく、社会全体の問題としてとらえてほしい」と願い、女性議員にその先導役を期待する。

 男女平等を目指す市民団体は今月10日夜、女性議員を増やすためのセミナーを神戸市内で開いた。約20人が参加し、女性議員の必要性について意見を交わした。

 同市北区のヨガインストラクターの女性(46)は「さまざまな問題を受け止める力を持った人を選びたい」。大学生の玉置ふくらさん(20)は「せっかく選挙権が18歳に引き下げられたのに、学費の高騰や格差など身近な問題はあまり取り上げられない。若者の心にも響く論争を期待したい」と求めた。

 企画した正井礼子さんは「さまざまな意見を施策に反映させるためにも、女性の視点が求められている。予算を付けて、未来を意思決定する場に女性を送る必要性がある」と訴えた。

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