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子育てイベントに参加する親子ら。「連休中、子どもをどこに預けようか」と悩む保護者も多いという=神戸市内
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子育てイベントに参加する親子ら。「連休中、子どもをどこに預けようか」と悩む保護者も多いという=神戸市内
神戸新聞NEXT
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 皇位継承に伴う4月27日~5月6日の10連休で、保育所に預けられない保護者の受け皿として、民間のベビーシッターや自治体が運営する「ファミリーサポートセンター」(ファミサポ)が注目されている。親の勤務のスケジュールが決まる4月上旬からが問い合わせや予約のピークと想定されているが、早くも利用希望の声が事業者らに届いている。シッターの人手不足も予想され、子育て支援の専門家は、企業や父親の積極的な対応が必要と指摘している。(久保田麻依子)

 10連休をめぐっては多くの保育所が暦通り「休園」を予定している。神戸市などが特例的に休日保育の拡大を決めているが、各自治体の対応がまだ決まっていないこともあり、保護者からは「子どもの預け先がないのでは」と不安視する声が上がっている。

 兵庫、大阪、関東でベビーシッターや家事代行サービスを運営するベアーズ(東京)には、連休中の利用に関する問い合わせが3月に入って増加。新年度に入ると予約が増えることを見越し、連休中は臨時のシッターを確保するという。高橋ゆき副社長は「遠方の家族に応援を頼もうにも、行楽シーズンは交通費が高く、悩んでいる家庭が多い。今までシッターを使ったことがない方から『直前でも対応できますか』とお問い合わせを受けることが増えた」とする。

■「毎年手が回らず」

 自治体から委託を受けた社会福祉協議会などが運営するファミサポでは、保育に関する講習を受けた地域の協力会員が、一時預かりや送迎に対応している。県こども政策課によると、兵庫県内では31市町を対象に運営。料金は1時間600~900円とベビーシッターに比べ割安で、仕事で迎えが間に合わない際の一時預かりや、習い事の送り迎えなどに利用される。

 川西市では10連休の預かりに関する予約がすでに数件入っているという。利用の手続きは、自治体によって異なるが、他の市の担当者も「会員登録や事前打ち合わせが必要なので、利用を検討している家庭は1カ月~2週間前までに連絡してほしい」と呼びかける。

 「10連休にかかわらず、大型連休は毎年手が回らない」と打ち明けるのは、神戸市の担当者。2017年度には約1万3700回の利用があるが、4~5月は特に予約が殺到するため「預かってくれる協力会員も旅行の予定があったりし、100パーセント要望に応えられるかは分からない」としている。

■探せなかったら…

 どうしても預け先に困ったら-。小規模保育所の運営や子育て支援事業に取り組む「Babyガーデン」(神戸市垂水区)の高田佳代子代表理事は「企業やパパの育児支援も必要」と提案する。休日の預け先に困っている世帯の中には「父親が休みなのに子どもの面倒を見られないため、保育所に頼るケースがある」と指摘。「連休をきっかけに、パパと子どもが休みを過ごす練習をしてみては。異例の連休なので、企業も臨時的に社内託児所を開くなど、従業員が安心して働く環境を整えることが求められている」と話す。

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