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改元にあやかった挙式プランの相談に訪れたカップル=姫路市南駅前町
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改元にあやかった挙式プランの相談に訪れたカップル=姫路市南駅前町

 新元号「令和(れいわ)」が発表されて平成の終わりまで1カ月を切り、ブライダル業界が沸いている。元号が変わる5月1日は「大安」で、式を予約するカップルも目立つ。少子化や挙式に対する意識変化から市場拡大が見込めない中、ホテルなどは特別プランでニーズを呼び込んでいる。(末永陽子、西竹唯太朗)

 3月上旬、兵庫県姫路市のホテル日航姫路。平日昼にもかかわらず、数組が打ち合わせを進めていた。

 たつの市の会社員の男性(30)、女性(29)の夫婦は、5月上旬に挙式予定。2人は「昨年12月に婚姻届を出したが元号が変わるなんてめったにないので、半年ほど式を遅らせた」とほほ笑んだ。

 同ホテルは今年に入って、2着目のドレスが無料になるなどの新元号プランを打ち出してきた。5月1日は2組が予約済み。児美川(こみかわ)真支配人(53)は「連休の谷間で、例年なら予約が埋まらない日」と驚く。

 神戸市中央区のラ・スイート神戸オーシャンズガーデンは、5月1日から年末までに挙式すると1泊約20万~40万円のスイートルームに宿泊できる特別プランを用意。当初2月末までの申し込みだったが、問い合わせが後を絶たず、4月末までに延長した。

 担当者は「平成初期生まれの若者は元号と一緒に年を取ってきたとの思いから、改元と結婚を合わせたい人も多いのでは」とみる。

■「駆け込み婚」も

 一方、平成のうちに「駆け込み婚」を選んだ人も。

 「平成世代としては、元号が変わる前に入籍も式も済ませたかった」と話すのは、芦屋市の会社員の女性(29)。昨秋、自分からプロポーズ。複数の式場でキャンセル待ちをし、2月の「仏滅」に挙式した。

 改元に加え、10月に控える消費税増税も影響したという。「新しい苗字で新しい時代を迎えます」と笑顔を見せた。

 厚生労働省の統計によると、国内の婚姻件数は1972年以降下がり続け、2017年には戦後最低となる約60万7千件。矢野経済研究所の推計では、挙式披露宴関連の市場規模は17年に1兆3960億円。4年連続の減少となった。

 また、第一生命経済研究所によると、昭和から平成に変わった1989(平成元)年の婚姻件数は微増。2000年は「ミレニアム婚」と呼ばれ、前年比4・7%増と過去20年で最も大きく伸びたという。

 今回の現象について、同研究所の熊野英生主席エコノミストは「効果は一時的。若者の価値観が多様化し、新元号がもたらす特需はさほど多くはないだろう」と指摘する。

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