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 20年ぶりに新デザインへ切り替わることが発表された紙幣。新たな肖像の3人が兵庫とのゆかりが薄いこともあってか、市民らはお札の刷新に関心を示しつつ、「実は名前すら知らない」「印象が薄い」などと微妙な反応を見せた。県内の金融機関や関連企業では歓迎ムードの一方で、システム改修などによる負担増を懸念する声も上がった。

 新しい肖像は、1万円札が実業家渋沢栄一、5千円札が教育者津田梅子、千円札が細菌学者北里柴三郎。いずれも明治期に活躍し、各界の発展に寄与した。

 「正直、3人を知らなかった。あまり知名度は高くないのでは」。神戸市垂水区のパート女性(51)は戸惑いを見せた。5千円札は現在の作家樋口一葉に続き女性となり、「女性が活躍する時代が反映された」と評価する。

 同市兵庫区のパート女性(58)も「3人をすぐに思い出せないかな」と苦笑い。以前は複数の紙幣で聖徳太子が使用され「幼い時からお札と言えば聖徳太子のイメージです」。

 1万円札の肖像は1984年に採用された福沢諭吉から40年ぶりに変更される。財布に入れた1万円札を「諭吉さん何人分」と数える姫路市の会社員男性(22)。「これからも『諭吉さん』。いつか『栄一さん何人分』に変わるかもしれないですけれど」

 新肖像の3人は関東や九州の出身で、関西ゆかりの人物を推す声も。尼崎市の銀行員男性(28)は、阪急電鉄創業者で先駆的な都市開発を手掛けた小林一三氏を挙げ「関西ゆかりの人がいないのは残念。次の機会こそ」と期待した。

 尼崎中央三丁目商店街振興組合(尼崎市)の寺井利一理事長(57)は、経営の神様と呼ばれた松下幸之助氏を推薦する一方で「数字と富士山の景色だけといったデザインもいい」と提案。電子マネーなどの「キャッシュレス化」が広がりを見せており、「お札の利用そのものが少なくなるかもしれないね」と話した。(篠原拓真、田中宏樹)

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