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JR神戸駅に設置された不要傘専用のごみ箱=10日午前、神戸市中央区
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JR神戸駅に設置された不要傘専用のごみ箱=10日午前、神戸市中央区
駅ホームのごみ箱に捨てられた壊れたビニール傘=10日午前、兵庫県内
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駅ホームのごみ箱に捨てられた壊れたビニール傘=10日午前、兵庫県内
強風の中、傘を飛ばされそうになりながら歩く人=加古川市内(2016年9月)
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強風の中、傘を飛ばされそうになりながら歩く人=加古川市内(2016年9月)

 <ご不要の傘はこちらへお入れ下さい。>

 未明から冷たい雨がやまず、朝の通勤時には横殴りの風雨となった4月のとある日。JR神戸駅(神戸市中央区)で、こんなメッセージが書かれたごみ箱を見かけました。ホームにはごみ箱があるのに…。JR西日本の広報担当者に取材するとー。(ネクスト編集部 金井かおる)

■実は危険!壊れた傘

 JR神戸駅の中央改札口近くに設置されたごみ箱は、不要になったプラスチック製バケツが5つ重ねられた高さ約50センチほどの筒状です。目立たせるためでしょうか、表面には、黒と黄色の警戒用ビニールテープが幾重にも巻かれ、「不要の傘はこちらへ」という注意書きは英語と中国語でも併記されています。

 ーなぜ設置したのですか。

 「駅スタッフの労働災害を未然に防ぐために設置しました」

 ー労働災害とは?

 「駅ホームのごみ箱に壊れた傘が多数ねじ込まれた状態で捨てられており、清掃を担当するグループ会社社員から『軍手をしていても、傘の破損した金具部分で手を切りそうなことがある』との意見が出ました。それを受け、神戸駅の承認を得て、グループ会社が設置しました。雨の日には神戸駅の改札口付近に置いています」

 ーどなたの発案でしょうか。

 「駅を清掃するJR西日本メンテック神戸営業所の男性社員の提案です。2017年11月から実施しています」

■クリーン効果も

 専用ごみ箱の設置効果はてきめんで、ホームのごみ箱に無理やりねじ込まれる傘が減少しました。2018年度の設置回数106日間、回収総数1327本、雨の日は平均約12本。一日あたりで最も多かったのは83本で、昨年7月の西日本豪雨時でした。神戸市内では垂水駅と六甲道駅で実施しています。

 「ホームのごみ箱まわりがすっきりし、気持ちよく駅をご利用できるようになったのではないかと思います」。

 私鉄73社が加盟する日本民営鉄道協会が2018年に行った「駅と電車内のマナーに関するアンケート」によると、「ごみ・空き缶等の放置」は迷惑行為の9位にランクインしています。駅ホームごみ箱の“オプションサービス”として設置された不要傘専用ごみ箱。今後、他の駅にも広まったらいいですね。

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