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シェービングホースに乗って木を削る迎山直樹さん=兵庫県佐用町
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シェービングホースに乗って木を削る迎山直樹さん=兵庫県佐用町

 街路樹を伐採した枝を削り、職人たちと30脚のいすを作り上げるワークショップが19~21日、神戸市中央区のデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で開かれる。JR九州の「ななつ星」など豪華列車のいすも手掛けた兵庫県佐用町の迎山直樹さん(57)らが企画。伐採後の枝は通常ごみとして処分されるが、「立派な資源だと見直すきっかけになれば」と話す。(広畑千春)

 迎山さんは30歳で木工の世界に入り、2009年、地元・佐用町に「テノン合同会社」を設立した。手作りにこだわり続け、驚くほど軽く丈夫なスタッキングチェア「STチェア」は、2015年度のグッドデザイン賞に輝いた。国内外で高い評価を集める。

 一方で、工房も山に囲まれているが、使用する木材は米国や中国など外国産が中心。変形や割れを防ぐためボイラーで乾燥させており「膨大なエネルギーを消費するジレンマを常に感じていた」と打ち明ける。

 「身の回りにある木材を生かす方法があれば」と考えていたとき、六甲山の間伐材や伐採後の街路樹の利活用を進める「シェアウッズ」(神戸市灘区)の山崎正夫さんと知り合い、今回の企画を発案。職人仲間に呼びかけ実現させた。

 使うのは「シェービングホース(削り馬)」と呼ばれる工具。きこりたちはかつて、山に入って小屋を建て、削り馬を作り、切り倒した木材を加工してからふもとに運んだ。乾燥していない生木は縮むのが難点だが「その特徴を逆に利用して強固な家具を作っていた」と迎山さん。

 「グリーンウッドワーク」という手法で、現在注目が集まっているといい、ワークショップでも1人1本の枝を削り、金具を一切使わずに15本で1脚、計30脚のいすを作るという。迎山さんは「いびつなものから日常に使えるものを作り出す。シュッと音を立てて木が削れていく、その楽しさを感じてほしい」と話す。

 完成したいすは「15人1脚のいす」として、クラウドファンディングの支援者に届けられるという。

 プロジェクトは参加無料。参加予約はhttp://wechair.strikingly.com/ クラウドファンディングサイトはhttps://www.makuake.com/project/wechair/

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