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横断幕の「兵庫県議会議員選挙」と「明石市議会議員選挙」の間には「明石市長選挙」の表記もあったが、無投票となり消された=明石駅前
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横断幕の「兵庫県議会議員選挙」と「明石市議会議員選挙」の間には「明石市長選挙」の表記もあったが、無投票となり消された=明石駅前

 統一地方選後半で、無投票となった兵庫県明石市長選。部下への暴言問題で泉房穂市長(55)が辞職したため、3月の出直し選に続き2度目の選挙になった。市は合わせて2億5千万円の経費を見込んでおり、無投票で大幅に節約できると思いきや、「最大でも3千万円程度の削減にとどまる」という。そのからくりは-。(藤井伸哉、勝浦美香)

 明石市では2月上旬、泉市長が国道の立ち退き交渉を巡り「火つけてこい」と部下に暴言を浴びせた責任を取り、任期満了直前に辞職。この結果、公選法の規定で短期間に2度の市長選が実施されることになり、市民から「税金の無駄遣い」との批判が出ていた。

 市によると、予定外の支出となった出直し市長選の経費は約8千万円。さらに、市議選とのダブルになる統一選後半には1億7300万円の予算を計上した。

 ダブル選の支出で大きいのは、投票箱や記載台を投票所に運搬したり、候補者のポスター掲示板を設置したりした業者に支払う「委託料」の4400万円。市長選が無投票でも市議選があり、あまり減らない。同様の理由で、投票所入場券の郵送費など2500万円も削減効果が薄いという。

 期日前投票を含めた投票所の事務や開票作業をする職員らの人件費は、2600万円を見込んでいた。

 無投票となり、市長選用の投票用紙を手渡す人や、市長選の開票作業をする人ら計約200人分を減らせるが、それでも全体の2割ほどにとどまるという。

 市選挙管理委員会の担当者は「業者との精算が終わっておらず、肌感覚でしかないが、削減できるのは全体の1~2割では」と話す。

 一方、無投票の思わぬ余波も。市選管は明石駅前などに統一地方選3選挙(兵庫県議選、明石市長選、明石市議選)の日程を記した横断幕を掲示していたが、「21日に市長選も投票があると誤解されかねない」として、「明石市長選挙」の文字を消した。のぼり約10本も掲示を取りやめた。

 泉市長は2度の選挙で経費が増えることについて、「私の責任」と謝罪を繰り返している。同市の男性(80)は「無投票でもほとんど減らないなんて」と驚いた様子。同市の主婦(67)は「2割でも浮いた分があれば、しっかりと別の施策に生かしてほしい」と注文を付けた。

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