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橋桁落下事故から3年。現場にある「工事安全誓いの碑」の近くには花やビールなどが供えられた=22日午後、神戸市北区道場町平田
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橋桁落下事故から3年。現場にある「工事安全誓いの碑」の近くには花やビールなどが供えられた=22日午後、神戸市北区道場町平田
3年前、橋桁が落下した現場付近。昨年開通した新名神高速道路下の国道176号には多くの車が行き交う=22日午後、神戸市北区道場町平田
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3年前、橋桁が落下した現場付近。昨年開通した新名神高速道路下の国道176号には多くの車が行き交う=22日午後、神戸市北区道場町平田

 神戸市北区の新名神高速道路建設現場で2016年、作業員2人が死亡して8人が重傷を負った橋桁落下事故は22日、発生から丸3年を迎えた。23日には、業務上過失致死傷罪で在宅起訴され、禁錮3年6月を求刑された当時の現場所長への判決が、神戸地裁で言い渡される。遺族らは「一生忘れないで」「許されない」と、厳罰を求めてきた。

 起訴状などによると、工事元請け「横河ブリッジ」(千葉県船橋市)社員の福持陽光被告(45)=大阪府泉大津市=は16年4月22日、橋桁(長さ約123メートル、重さ約1379トン)の架設工事で、国道176号上に橋桁を落下させ、作業員らを死傷させたとされる。

 検察側は、地盤沈下で橋桁を支える設備が傾いたことなどが事故原因とし、地盤調査やその結果に応じた地盤改良などを怠ったと主張。前日や当日に沈下の報告を受けながら、同被告が工事を続けさせたとした。

 裁判の中で、32歳で亡くなった福田佳祐さん=兵庫県伊丹市=の母は「作業員の命を守る姿勢はなかったのか」と問い掛け、37歳だった田中幸栄さん=大阪市此花区=の妻は「家族の心の傷と悲しみは消えることがない」と訴えた。

 弁護側は執行猶予付き判決を求めた。起訴内容を認めた福持被告は「生涯、謝罪の気持ちを持ち続けたい」と述べた。

     ◇

 命日の事故現場では17年に慰霊式、18年に「工事安全誓いの碑」の設置式があったが、今年は企業主催の追悼行事がなかった。

 工事発注元の西日本高速道路会社の社長らは19日に現場で献花。新名神高速の工事では、本件を含む死亡事故5件で6人が死亡した。同社は22日「事故再発防止の徹底を図って参りたい」とした。横河ブリッジは22日、社員有志らが現場で手を合わせたという。

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