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 関西、大阪(伊丹)、神戸空港の役割分担を話し合う「関西3空港懇談会」(座長=松本正義関西経済連合会会長)の次回会合で、メンバーの自治体や経済団体が、運営会社の関西エアポートによる神戸空港への国際線就航検討を認める方向で調整していることが27日、関係者への取材で分かった。現在、国際ビジネスジェットは認められているが、国際定期便を含めて検討するのは初めて。関空とともに国際線の受け入れ能力を域内全体で引き上げ、アジアなどの経済成長を取り込む。(長尾亮太、竜門和諒)

 次回会合の日程は、5月11日などが候補に挙がっている。3空港懇は、2018年4月に始まった3空港一体運営を受けて、同年12月末に8年ぶりに開かれ、次回会合で新たな役割分担を決める見通しだ。関係者によると、次回会合で取りまとめる文書に、神戸空港の「国際化」について検討することを盛り込む。

 事務局の関西経済連合会(関経連)は同年末の会合で、各空港の機能見直しについて、生涯スポーツの国際大会が関西で開かれる21年ごろまでの「短期」▽大阪・関西万博がある25年ごろまでの「中期」▽リニア中央新幹線の大阪延伸(37年)などが予定される30年代の「長期」-に分けて議論する方針を示した。

 神戸の国際化は3区分のうち、中期の検討課題に位置づけられる。今後、新たなターミナルビルの建設などが焦点になりそうだ。

 関空の18年度の発着回数は約19万回と10年度の1・8倍に増え、環境アセスメントで想定される上限の年間23万回に迫っている。ただ、今後もアジアからの訪日需要が高まる見通しであるのに加え、海外から350万人の来場が見込まれる大阪・関西万博も25年に控える。関空が域内で唯一担ってきた国際線の受け入れを神戸に補完させることで、関西全体の空港機能を強化する狙いだ。

 また、昨秋の台風で関空が一時閉鎖に追い込まれたため、災害時の代替機能の必要性が生じていた。

 神戸の国際線就航を巡っては、すでにスカイマーク(東京)がサイパンやパラオなどに飛ばしたい意向を表明している。一方、大阪空港については、騒音問題を抱え、国際化にはさまざまな課題の解消が求められそうだ。

【関西3空港懇談会】神戸空港の整備が進んでいた2003年、関西と大阪(伊丹)両空港と合わせた3空港の相互補完のあり方を検討する目的でスタート。05年に役割分担に合意した後、10年に「一元管理」を盛った取りまとめを出した。メンバーは大阪府・市や兵庫県、神戸市、堺市、和歌山県、京都府の自治体に加え、大阪、神戸両商工会議所、3空港を運営する関西エアポートなど。関西経済連合会が事務局を担う。

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