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専用のタブレットを手に、顔認証で出席登録をする学生たち=西宮市武庫川町(撮影・大森 武)
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専用のタブレットを手に、顔認証で出席登録をする学生たち=西宮市武庫川町(撮影・大森 武)

 兵庫医科大学(兵庫県西宮市)は今春から、顔認証で学生の出欠を確認するシステムを導入した。同大によると、国内の大学では初の試み。心身の不調で欠席が続くなどの予兆を早期に発見し、学生のドロップアウトを防ぐほか、業務の効率化にも役立つとしている。(太中麻美)

 午後の講義室。授業開始とともに、教員がタブレット端末を前方の席に座る学生に手渡した。画面をのぞき込み、次の学生へ順番に回していく。教員の手元には確認用の端末があり、出席を登録した学生の氏名がリアルタイムで表示される。

 座学の授業がある1~4年の講義室に、タブレットを計16台設置。学生は事前に顔を登録し、出欠を確認する。エラーが出た場合は、学籍番号を打ち込んで認証する。小テストなど他の方法で出欠確認する授業もあるが、現在は8割以上で導入済みという。

 同大の鈴木敬一郎副学長は「ホームルームの時間がない大学では、出欠確認だけでなく、学生を見守る仕組みとなる」と説明する。かつて、精神的な不調で欠席がちになった学生が、友人に出席確認の「代返」を依頼していた事例もあった。10人超の教員が関わる授業もあり、学生の動向を把握しづらかったという。長期欠席を早期に把握することで、学生の心身のケアにつなげる。

 教員にとっても、従来行っていた出席カードの配布・回収と名簿との照合といった作業を削減でき、働き方改革にもつながるとしている。将来的には校舎への出入りなど、セキュリティーへの応用も検討する。

 鈴木副学長は「例えば災害時、誰が建物内に残っているか確認できれば、救出活動が円滑に進む。システムの活用で、学生や保護者からの信頼感も増す」と話す。

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