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神戸学院大の卒業生が制作した映画「GOOD LACK」のワンシーン(仁科准教授提供)
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神戸学院大の卒業生が制作した映画「GOOD LACK」のワンシーン(仁科准教授提供)

 神戸学院大学(神戸市中央区)を今春卒業した13人が家族愛をテーマにした短編映画「GOOD LACK」(約34分)を制作し、カンヌ国際映画祭に出品した。いずれも国際コミュニケーションを学び、映像制作は門外漢。プロの指導を仰ぎ、実体験に基づく脚本を作り、映像化した。「兵庫県の風景や名産も盛り込んだ。何とか入賞してほしい」と期待する。(伊田雄馬)

 物語は、兄と妹が幼い頃に両親が離婚する場面から始まる。女手一つで育てられた2人は大学生と女子高生に。遊んでばかりの兄に対し、妹は勉強に打ち込み、すれ違い気味だったが、「海外に留学したい」という妹の願いから関係が修復していく。

 制作した13人は在学中、グローバル・コミュニケーション学部の仁科恭徳准教授ゼミに所属。ゼミでは半年に一度、英語での表現力を磨くためテレビドラマのせりふを英訳して演じる。「学生生活の最後に、高いレベルの作品を作りたい」とオリジナルの作品づくりに乗り出した。

 脚本については昨年5月頃、明石市在住の映像作家八十川(やそかわ)勝さんに相談。「作り物の話は海外で受け入れられない。体験に基づくリアルな脚本を」との助言を受け、実話に基づく作品を作ることに決まった。

 昨年夏、それぞれの思い出を語り合った。つらい記憶、楽しくて仕方なかったことなどエピソードを共有し、全員が心の扉を少しずつ開いていった。妹役を演じた羽原(はばら)千晶さん(22)は「話すうちに感情が高ぶり、ほとんど全員が泣き出していた」と話す。

 制作会社に撮影機材を借り、技術指導も受けた。ただ、限られた時間と人数では制約は大きい。羽原さんを乗せたフェリーが関西空港へと旅立つラストシーンの撮影は「カメラが1台しかないので、船に何往復もしてもらった」と、撮影スタッフに加わった竹内瞳美さん(22)は苦笑する。

 作品にはいかなごのくぎ煮など神戸の風物がちりばめられている。カンヌ国際映画祭では短編部門に出品。兄役を演じた伊藤佑一さん(22)は「見終わった後にほっこりした気持ちになる作品。カンヌの街で上映されたらうれしい」と声を弾ませた。近く動画投稿サイト「ユーチューブ」にアップするという。

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