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慰霊碑前で営まれた追悼法要=14日午前、滋賀県甲賀市信楽町黄瀬
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慰霊碑前で営まれた追悼法要=14日午前、滋賀県甲賀市信楽町黄瀬

 信楽高原鉄道(SKR)とJR西日本の列車が衝突し、42人が亡くなった事故から28年となる14日、滋賀県甲賀市の事故慰霊碑前で追悼法要が営まれた。関係者ら72人が犠牲者の冥福を祈り、再発防止を誓った。

 事故は1991年、「世界陶芸祭」の開催中に、SKRの普通列車とJR西の臨時列車が単線上で正面衝突。42人が死亡し、600人以上が重軽傷を負った。

 法要では黙とう、献花に続き、事故発生時刻の午前10時38分ごろにSKRの列車が警笛を鳴らして通過。SKRの正木仙治郎社長は「安全最優先の鉄道運行を全社員が胸に刻み努力を重ねる」、JR西の来島達夫社長は「安全確保の仕組みと安全最優先の風土を構築していく」と述べた。

 遺族らは事故後、鉄道事故調査の第三者機関設立を求め「鉄道安全推進会議」(TASK)を結成。現在の運輸安全委員会が発足する契機となった。2001年の明石歩道橋事故、05年の尼崎JR脱線事故などの遺族とも連携し、国の被害者支援に道筋をつけた。

 TASKは、会長を長年務めた吉崎俊三さんが昨年死去。6月23日の総会で解散予定だが、明石歩道橋事故遺族でTASK共同代表の下村誠治さん(60)=神戸市垂水区=は「事故調査と遺族支援の礎を築いた思いと、遺族間のネットワークを引き継いだ活動はしていきたい」と話した。

 信楽事故の遺族は高齢化が進み、今年の参列は1人だったが、両社は「来年以降も法要は続ける」としている。(田中真治)

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