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兵庫県立コウノトリの郷公園園長、江崎保男さん
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兵庫県立コウノトリの郷公園園長、江崎保男さん

 開園20周年を迎える兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園の3代目園長に就任した。コウノトリ野生復帰の取り組みを振り返ると、平成は人工繁殖の成功から始まり、野外で暮らすコウノトリは約140羽まで増えた。全国に飛来し、順調に進んできたが「正念場を迎えている」とみる。

 数は増えたものの近親婚のリスクが大きく、遺伝的な多様性の確保が必要。「同様に活動が盛んになっている韓国との個体の交換などに早急に取り組みたい」という。

 鳥類をテーマに動物生態学を専門にして40年以上。知りたいことを突き詰める性格で天文学や物理学など関心は多岐にわたった。大学受験の勉強中に偶然聞いた深夜ラジオで野鳥の会の活動を知り入会。京都大理学部に入ってからは毎日、早朝に近くの山を登って小鳥たちの行動を記録した。

 コウノトリとの関わりは1992年、県の「コウノトリ将来構想調査委員会」に加わったことが始まり。越冬で沖縄・与那国島に飛来していた野生のコウノトリが目の前を舞い上がった。「バサッと羽音が聞こえ、羽ばたく大きな姿に圧倒された」

 2010年、同公園の研究部長となって以降、蓄積された膨大なデータを論文にする作業に時間を費やしてきた。

 目指すのは「完全な自立」。人が与える餌に頼ることがないように、淡水魚を増やすことを強調する。「輸入に頼る日本の食料事情の改善にもつながる。漁協や農家とともに淡水魚の増加を目指したい」。67歳。(石川 翠)

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