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複数の死傷者が出た神戸市営バスの事故。アクセルとブレーキの踏み間違いが要因の一つとされている=2019年4月21日、神戸市中央区
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複数の死傷者が出た神戸市営バスの事故。アクセルとブレーキの踏み間違いが要因の一つとされている=2019年4月21日、神戸市中央区

 アクセルとブレーキの操作ミスは、全国では過去10年の平均で年間6千件以上、兵庫では200件超の人身事故につながっている。東京・池袋や神戸・三宮で複数の死傷者が出たように重大な結果を招く場合もあり、国や自動車メーカーはペダルを踏み間違えた際の「加速抑制装置」などを備えた車の普及を図る。ただ必ずしも事故防止に万能とは言えず、国土交通省も「機能に任せすぎないで」と呼び掛ける。

 停止時や低速走行時、障害物が近くにあるのに強くアクセルを踏むと警告音が鳴り、急発進を抑制する。レーダーやカメラで障害物を認識すると自動的にブレーキをかけ、衝突の被害を軽減する-。国はそんな先進技術を備えた車を「安全運転サポート車」として推進し、自動車メーカー各社も次々に投入する。

 また、既存の車両に後付けすることで同様の役割を果たす商品も、一部メーカーや自動車用品店から売り出されている。オートバックスセブンが2016年に販売を始めた急発進防止装置「ペダルの見張り番」などがそうだ。

 国交省によると、既に新車の6割以上にはこうした機能があり、普及が加速する。

 神戸市営バスの事故後には、市議会から市側に対し「ヒューマンエラー(人為ミス)に対応するため、自動ブレーキシステムの搭載を検討できないのか」との声も上がった。

 ただし、同省の担当者は「あくまでもサポート機能であり、万能ではない」と強調する。ドライバーの一部には誤解があるため、啓発映像を作って動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。

 例えば、急発進抑制装置にブレーキ機能まではなく、アクセルを踏み続ければ装置が解除され発進できるようになることも。自動ブレーキも、夕方の雨天時や夜間など周囲が暗いとシステムが作動しない場合がある。

 動画ではほかにも、一定の速度を超えると機能しなくなるケースがあることや、雪道や下り坂では反応しても止まるまでの距離が延びるため、衝突する可能性があることを紹介。「車種ごとに異なる作動条件を確かめる必要がある」と強調している。(篠原拓真、村上晃宏)

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