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基調講演する東京大医学部小児科の岡明教授=神戸市中央区港島中町6
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基調講演する東京大医学部小児科の岡明教授=神戸市中央区港島中町6

 子どもの健やかな育ちを考える「日本保育保健学会」が18日、神戸市中央区の神戸国際会議場で開幕した。兵庫県では初開催。東京大医学部小児科の岡明教授が基調講演し、児童虐待や子どもの貧困が社会問題になる中、保育所や認定こども園などでの保育は「現代の子育ての中心」と強調。「地域の子育て支援拠点に」と呼び掛けた。

 藤田小児科医院(兵庫県西脇市)の藤田位理事長が会頭を務める実行委員会が開催。保育士や医師、看護師らでつくる「日本保育保健協議会」(東京都)が後援した。今回は25回目で、19日までの2日間で約800人が参加予定。

 基調講演で岡教授は、女性の社会進出が進み0歳の子どもを持つ母親の約4割が就労していることや、地域のつながりの希薄化、日本の子どもの7人に1人にまで拡大した相対的貧困-などを背景に、保育の重要性が増していると指摘。「親が感じる育てにくさや“困り感”を見いだして共有し、解決していってほしい」と求めた。

 会場ではポスター発表もあり、神戸市の医療的ケア児の受け入れ事業、西脇市の子育て応援ステーションが紹介された。

 19日午後2時半からは無料の市民公開講座があり、神戸大の中村肇名誉教授が「子育てを楽しむ 子どもの脳を知り、あたたかい心を育む」をテーマに語る。事前申し込みは不要。(中島摩子)

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