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ラグビーW杯開幕までの残り日数を示す掲示板=19日午後、神戸市中央区、JR元町駅前
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ラグビーW杯開幕までの残り日数を示す掲示板=19日午後、神戸市中央区、JR元町駅前

 9月から日本で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)の大会組織委員会が「ビールの品切れに注意」と、会場がある各都市に呼び掛けている。背景には、試合の前後もビールを飲み続ける海外の観戦スタイルがあるといい、過去の大会では実際に多くのバーなどが品切れになったケースも。4試合が予定される神戸の関係者は「町中からビールが消えるようなことにはならない」と楽観視しつつも、店ごとには品切れも懸念。「ビジネスチャンスを逃すな」と準備に万全を期す構えだ。(長谷部崇、長沢伸一)

 「朝から晩までビールを水のように飲む観戦スタイルのうわさは聞いている」

 1試合当たり1万人程度の海外客を想定する神戸市の担当者は警戒する。一方で「神戸は店数も多く、町中からビールがなくなるようなことにはならないのでは」とも話す。

 神戸が本拠だったワールドでプレーし、現在は神戸市中央区でバー「サードロー」を営む金村泰憲さん(55)も「(過去の大会で品切れになったのは)用意が足りなかったのでは」と苦笑い。

 ただ「ラグビーの観客席では、隣に敵のファンが座ることは普通。敵味方関係なく盛り上がれるノーサイド精神がアルコール消費の増える一因かもしれない」と解説する。

 組織委によると、前回イングランド大会では、同じ会場で行われたサッカーの試合に比べ平均6倍以上のビールが消費された。

 ビールが品切れすれば、飲食店や宿泊施設にとっては大きなビジネスチャンスを逃すことになるほか、開催地としても会員制交流サイト(SNS)などで不評が拡散されかねない。

 神戸では、特によく飲むとされるイングランドやアイルランドの試合も予定される。観光振興を担う官民の組織「神戸観光局」などは今月、飲食店向けの訪日外国人旅行客対策セミナーを開催する予定。担当者は「海外サポーターとビールの関係を知ってもらい、おもてなしの心で準備に万全を期してもらいたい」と話し、一日中ビールを飲み続ける観戦スタイルについても紹介するという。

 訪日客が試合終了後も楽しめるよう、各店舗が営業時間を延長することも検討課題に挙げられる。特に、飲み放題の店は品切れの懸念が高く、供給量の確保が必要になりそうだ。

 他方、供給元は書き入れ時の到来に期待する。「海外に神戸産のビールをアピールするチャンス」と意気込むのは、クラフトビールを製造する六甲ビール醸造所(同市北区)の中島学専務。「ビール好きの海外ファンとの夜を盛り上げたい」と、W杯を心待ちにしている。

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