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天満大池に自生するアサザ。間もなく開花を迎える
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天満大池に自生するアサザ。間もなく開花を迎える
今年5月、天満大池であったナガエツルノゲイトウの駆除作業=兵庫県稲美町六分一(いなみ野ため池ミュージアム運営協議会提供)
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今年5月、天満大池であったナガエツルノゲイトウの駆除作業=兵庫県稲美町六分一(いなみ野ため池ミュージアム運営協議会提供)
天満大池で確認されたナガエツルノゲイトウ(兵庫・水辺ネットワーク提供)
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天満大池で確認されたナガエツルノゲイトウ(兵庫・水辺ネットワーク提供)
神戸新聞NEXT
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 兵庫県稲美町のため池「天満大池」で外来種の水草が繁殖し、歌集「万葉集」にも登場する在来種の水草アサザが絶滅の危機にさらされている。天満大池は全国的にも希少なアサザの群生地。地元住民や環境団体が外来種の駆除作業を進めており、26日には一般参加者を募って一掃作戦に乗り出す。(若林幹夫)

 アサザは初夏から秋にかけてキュウリに似た黄色い花を咲かせる。万葉集にも「か黒き髪に 真木綿以(まゆふも)ち あざさ(アサザ)結ひ垂れ…」と歌われている。天満大池では改修工事に伴って1980年代に絶滅したと考えられていたが、90年代に再び姿を現した。

 県版レッドデータブックでは、絶滅の危険が増大していることを示すBランクに指定。固有の群生地は全国でも数カ所しかないといい、地元住民らが苗を増やすなど保全活動を続けている。

 ところが昨秋、天満大池で特定外来生物ナガエツルノゲイトウの繁殖が確認された。アサザの保全に協力する「兵庫・水辺ネットワーク」の丸井英幹(ひでき)さん(52)が水面に浮いているのを見つけ、その後の調査で広く分布していることが分かった。2017年には見られなかったため、ひと夏で一気に増えたとみられる。

 ナガエツルノゲイトウは切れた茎からも増殖。冬季に枯れた茎が地面に落ちると繁殖拡大につながる恐れがあることから、陸地に除草剤を散布した。今春から駆除作業を本格化させており、密集地ではパワーショベルでごっそり駆除。だが、アサザとの混在地域は手作業で丁寧に取り除くしかない。

 地元団体などは繁殖が進む夏を前に、一般参加者を募る大規模な駆除作業を実施することにした。丸井さんは「水田に広がると稲作に影響がある。駆除が可能なうちに作業のスピードを上げる必要がある」と話す。

 作業は今月26日が午後1時、6月16日と7月7日はいずれも午前9時から。最初に駆除の注意点について説明があり、3時間ほど作業を行う予定という。問い合わせは、共同で駆除を行ういなみ野ため池ミュージアム運営協議会TEL079・421・9026

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