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口頭弁論後の報告集会で国の謝罪を求めた鈴木由美さん=23日午後、神戸市中央区橘通1、兵庫県弁護士会館
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口頭弁論後の報告集会で国の謝罪を求めた鈴木由美さん=23日午後、神戸市中央区橘通1、兵庫県弁護士会館

 旧優生保護法(1948~96年)下の不妊手術は憲法違反として、兵庫県内の障害者ら5人が国に計5500万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が23日、神戸地裁(小池明善裁判長)であった。12歳で手術を余儀なくされた脳性まひのある鈴木由美さん(63)=神戸市=が出廷。結婚生活を振り返り「自分の子どもを産みたかった。育てたかった」と訴えた。

 神戸地裁では昨年9月、いずれも聴覚障害がある明石市の小林宝二さん(87)と妻喜美子さん(86)、80代夫と70代妻の夫婦2組が提訴。2月に提訴した鈴木さんの訴訟も今月併合され、今回初めて一緒に審理されることになった。

 法廷で鈴木さんは、手術時の恐怖心やメスが光る場面がよみがえり体調を崩した経験を明かし、「約20年間寝たきりの生活になった」と説明。「当たり前にあるはずの権利が奪われた。障害があってもなくても人間。もう二度とこんなことをしてほしくない」と力を込めた。

 原告側弁護団は、被害者1人当たり320万円の一時金支給を盛り込んだ救済法が4月に成立したが「被害回復に全く足りない。憲法違反とする判決の必要性は変わらない」と主張。一方、国側は旧法の憲法適合性について考えを示していない。(小林伸哉)

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