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東日本大震災8年に合わせ、被災地を励ます手紙を書いた佐竹佑日君=神戸市西区、玉津第一小学校
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東日本大震災8年に合わせ、被災地を励ます手紙を書いた佐竹佑日君=神戸市西区、玉津第一小学校
玉津第一小学校の現6年生が書いた手紙
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玉津第一小学校の現6年生が書いた手紙

 東日本大震災の発生から8年となった今年3月、神戸市西区の玉津第一小学校の現6年生148人が、被災地に向けて手紙を書いた。うち1通にはこうある。「ひたむきに復興に向かう東北の人の姿は、ぼくのほこりです」。宮城県で被災し、5年前に神戸に転居した男児がつづった。児童たちの活動に共感した「ひょうごボランタリープラザ」が26日、復興まちびらきを迎える同県名取市閖上(ゆりあげ)地区の小中一貫校へ届ける。(竹本拓也)

 同校では美化や奉仕活動に取り組む「環境福祉委員」の5、6年生が中心となり、災害のたびに校内での募金活動を展開。全国各地で豪雨や地震が相次いだ2018年は、被災した子どもたちの姿をニュースなどで知ることも多く「募金以外にも神戸から思いを発信できないか」と委員同士で話し合ってきた。

 手紙のきっかけとなったのは、委員たちが自主的に手掛けたリポートだった。東日本大震災の被災地の現状をインターネットなどで見つけた写真とともに紹介し、数十枚を校内に掲示。すると、「手紙を送りたい」との提案が他の児童たちから寄せられ、3月11日に合わせて5年生全員で書くことを決めた。

 それぞれA4判の色画用紙に、震災を知ったときの心境や被災者を励ます言葉を丁寧にしたためた。

 「ぼく達は知らないけど、昔に阪神・あわじ大震災で、日本中の方達から助けてもらいました」

 「この出来事(=東日本大震災)を忘れないため、私も協力をしたいと思いました」

 「みんなが笑える日がくることを願っています。明るい未来はきっとくる」

 手紙を書いた一人、佐竹佑日(ゆうひ)君(11)は東日本大震災で震度7を記録した宮城県栗原市出身。母宏美さん(41)、弟の4年陽向(ひなた)君(9)とスーパーでの買い物中に激震に見舞われた。当時は3歳だったが、長く続いた揺れや、真っ暗な自宅でろうそくをともしラジオを聴いた日々を覚えている。家族は全員無事だった。

 被災から3年後の14年に祖母の出身地である神戸に引っ越してからも、離れた古里に心を寄せる。夏休みに帰省すると、いつも新しい建物が完成している。その様子に「みんな一生懸命に頑張ってくれているなという気持ちになる」と感謝を口にする。

 手紙は、栗原市ですし店を切り盛りする祖父英昭さん(66)らのことを思って書いたといい「大きくなったらまちをきれいにするために、宮城でボランティアをしたい」と意気込む。

 26日には「ひょうごボランタリープラザ」が募集したボランティアが名取市を訪れ、閖上地区のまちびらきイベントを手伝う。手紙は、昨春開校した閖上小中学校に届けられる。

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