総合 総合 sougou

  • 印刷
震災の発生時刻に竹灯籠の前で黙とうする兵庫県のボランティアと住民ら=26日午後、宮城県名取市閖上地区
拡大
震災の発生時刻に竹灯籠の前で黙とうする兵庫県のボランティアと住民ら=26日午後、宮城県名取市閖上地区
飲み物の屋台で接客する兵庫県のボランティア=26日午後、宮城県名取市閖上地区
拡大
飲み物の屋台で接客する兵庫県のボランティア=26日午後、宮城県名取市閖上地区
飲み物の屋台で接客する兵庫県のボランティア=26日午後、宮城県名取市閖上地区
拡大
飲み物の屋台で接客する兵庫県のボランティア=26日午後、宮城県名取市閖上地区

 東日本大震災で最大約9メートルの津波に襲われ、住民約750人が亡くなった宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)地区で26日、住居などの再建が進んだことや支援への感謝を伝える「まちびらき」があった。阪神・淡路大震災を経験した兵庫県のボランティアも多く駆け付け、まちの船出を共に祝った。一方でコミュニティーづくりは始まったばかり。ボランティアたちは「閖上の未来に寄り添い、助け合いの輪を広げたい」と誓った。(竹本拓也)

 震災前は約5700人が暮らした同地区。復興まちづくりでは合意形成に時間がかかり、津波対策のかさ上げ工事が始まったのは震災から2年7カ月後の2014年10月だった。昨年12月に災害公営住宅463戸(785人)の整備が完了。4月時点で約1200人が現地再建している。

 メーン会場となった真新しい公民館前の広場では、住民らが約500個の風船を飛ばして祝った。4月に名取川沿いにオープンした商店街「かわまちてらす閖上」では水産加工品や野菜の販売があった。

 兵庫のボランティアは、同地区の一部住民が暮らした「愛島(めでしま)東部仮設住宅」で追悼行事などの支援を続けてきた。今回は40~80代の20人が参加。住民と共に、郷土料理を販売したりごみを拾ったりした。

 地震が発生した午後2時46分。震災メモリアル公園の慰霊碑前で、竹灯籠のろうそくに神戸・東遊園地のガス灯「1・17希望の灯(あか)り」から分けた火をともし、一斉に黙とうした。明石市の男性(80)は「両被災地の交流の輪をもっと広げたい」と語った。

 閖上中央町内会長の長沼俊幸さん(56)によると、目の前の生活で精いっぱいの住民が多く「まちびらき」の言葉に戸惑いもあったという。この日、地元住民と全国のボランティアが笑顔で交流する姿を見て、長沼さんは「まずは良かった」と安堵(あんど)した。

 妻=当時(50)=を津波で亡くした男性(62)は「兵庫のボランティアは大きな励みと力になる」と笑顔。一方で「仮設住宅時代の密なコミュニティーがないことに寂しさも感じる」と漏らす。

 尼崎市の尼崎西高校の生徒ら10人も運営を支えた。3年生(17)は3度目の閖上訪問。「訪れるたびに笑顔が増えてきて本当にうれしい」と話した。

総合の最新
もっと見る

天気(11月22日)

  • 17℃
  • ---℃
  • 30%

  • 16℃
  • ---℃
  • 20%

  • 17℃
  • ---℃
  • 40%

  • 15℃
  • ---℃
  • 40%

お知らせ