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「災害用ログモジュール」で設営した模擬避難所=丹波市青垣町文室、FORESTDOORしぐら
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「災害用ログモジュール」で設営した模擬避難所=丹波市青垣町文室、FORESTDOORしぐら
部材は4種類。切れ込みをかみ合わせて組み立てるため、電動工具などは一切不要だ=丹波市青垣町文室、FORESTDOORしぐら
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部材は4種類。切れ込みをかみ合わせて組み立てるため、電動工具などは一切不要だ=丹波市青垣町文室、FORESTDOORしぐら
普段は木のぬくもりが感じられる本棚としても活用できる=丹波市青垣町文室、FORESTDOORしぐら
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普段は木のぬくもりが感じられる本棚としても活用できる=丹波市青垣町文室、FORESTDOORしぐら

 工具不要で組み立てることができる避難所用の木製パーティションを、兵庫県丹波市青垣町の製材業者「木栄(もくえい)」が開発し、商品化を目指している。組み合わせるだけで、個室やベッドなど木のぬくもりを感じられる生活空間に早変わりし、避難所でのストレスを和らげる。普段は家具などとして使用することもできるため、保管用スペースも不要の優れものだ。(大田将之)

 商品名は「災害用ログモジュール」。組み立て方は、切り込みが入った杉の部材をかみ合わせるだけ。部材は4種類あり、長さ18~215センチで幅はいずれも15センチ、最も重いもので4キロ程度だ。木材は兵庫県と京都府産を使う。慣れれば、2畳の個室が15~30分ほどで組み上がるという。

 2014年の丹波豪雨や18年の西日本豪雨など、丹波地域でも被害が相次いだ災害を教訓とし、昨夏に開発に着手した。中長期の避難所生活を想定し、社員たちは実際に段ボールや布の間仕切りでの生活を体験。課題などを洗い出し、開発に役立てたという。衣川武伸部長は「壁にもたれることができないつらさとか、体験してみないと分からないことがあった」と振り返る。

 組み立ての簡単さに加えてこだわったのが、汎用(はんよう)性の高さだ。本棚(別途部材が必要)やオフィスの間仕切りとして普段使いができるほか、ジャングルジムや迷路といった子ども用の遊具にもなる。同社の足立栄逸(えいいつ)会長は「保管場所に困らないよう工夫した。部材はシンプルな形なので、避難所として不要になっても、普通に木材として使ってもらえる」と利点を語る。

 同社が同市青垣町文室(ふむろ)の旧神楽(しぐら)小学校に整備し、26日にオープンした展示体験施設「FORESTDOORしぐら」では、体育館に災害用ログモジュールの模擬避難所が設置され、使い心地などの避難生活を体験できる。また、災害時には実際の避難所として開放する。泊まり込みでの避難体験も計画しているという。

 価格は調整中だが、2畳の個室で5万円程度の予定。木栄TEL0795・87・5217

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