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紫綬褒章受賞の喜びを語る田辺聖子さん=1995年4月25日、伊丹市内のホテル
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紫綬褒章受賞の喜びを語る田辺聖子さん=1995年4月25日、伊丹市内のホテル

◆(芥川賞受賞は)到達点ではなく出発点。これからも納得のゆくものだけを書きたい(1964年1月)

◆(戦後20年近く経過し)戦争の全貌がわかってきた。それがどういうものか、書き残すのがもの書きのつとめですよ(64年4月)

◆(戦後)信じられるのは自分だけということから、ものごとをまっすぐ見るのを気恥ずかしく思うようになってしまっています。だから、ものごとを“おちょくって”見てしまう。まっすぐに見つめるように努力しなければ-と思います(65年8月)

◆人生の多彩さにあらためて気づかされることも多く、勉強になりました(71年6月、本紙「イイミミ」一日局長を務めて)

◆(宝塚歌劇は)日を決めたら、原稿ができていなくても、時間をもぎとるように出かけていくんです(84年3月)

◆私、落ち込んでいることの方が多いんよ。そやから書く前に元気にならんとあかんタチなの(86年5月、神戸新聞平和賞を受けて)

◆一緒にお酒を飲みたいような人ばかりを主人公にしてきたが、これからは(受賞作の主人公のように)酒を飲めない人の気持ちにもならなければいけないな、と思っています(87年10月、女流文学賞を受けて)

◆以前、若い女の子にサイン頼まれると“剛毅(ごうき)果断”と書いてたけど、このごろ読めない人も出てきてやめました(88年6月)

◆(テレビを見ない理由は)インタビュアーの質問にこたえる芸能人の答えかたにハラハラするので疲れる(89年10月)

◆戦争中なら生き延びても、なんの希望も生まれなかった。しかしいまは、再興という夢が生まれ、この災厄を契機にして市民の批判力も育つ。(中略)神戸も阪神地区もよみがえる力をたっぷりと持っている。以前より美しく生まれかわると思っている(95年1月、阪神・淡路大震災の後に)

◆古風な人情とハイカラな異国趣味を併せ持つ神戸は、まあ“モダンかつモッチャリ”の良さが背景にあったからこそ、被災者同士助け合い、ボランティアもすんなり受け入れられたんと違いますやろか(96年2月、被災手記を出版)

◆(著書を貫く姿勢は)深いことを軽く、やさしく、面白く(97年6月)

◆(高齢者が)自分の意見を曲げられないのは仕方ない。わたしたちだってやりたい放題してきたんだから、今度は自分が困らされる番だと思わないと(99年冬、介護を巡る取材に)

◆地方の言葉と考え方というのは、抜き差しならない関係があるんですね。(中略)恋愛小説は方言でこそ、書かれるべき(2001年1月、「地方」をテーマにした取材に)

◆いっそ結婚したら朝から晩までしゃべれると思った。(中略)男というものは、体面を張らなあかんから後ろにいっぱい突っかえ棒立てて、針金なんかで修理したところもあって。裏がよく見えたなあ(02年秋、結婚を振り返って)

◆日本は敗戦の日に生まれたのでなく、それより前から厚みのある庶民文化が花を咲かせていたことを知ってほしい(05年夏、「田辺写真館が見た“昭和”」出版に際して)

◆いつまでも少女時代から抜けへんからやわ、きっと。私、夢見る夢子さんやから(06年冬、多くの読者に愛され続ける理由を聞かれて)

◆全部自分で開拓したから、教科書に載ってるような作家には一切、恩を受けてへん。明治や大正の文豪なんか吹いて飛ばしたるわ、と思てました(07年春、本紙年間企画「兵庫人」)

◆文学は人を優しくするもの。いろんな生き方や考え方を示して、後から来る人のために「この道、抜けられます」の看板を立てていくのが私らの仕事なんよ(同上)

◆ひたすら人の心を考えてきた。一番みんなが関心を持つのは人を愛し、恋すること。文学の原点はそこにしかない(08年10月、文化勲章を受けて)

◆古典を現代のものにするときは、ページをめくるのももどかしいくらいの“心弾み”がないと(08年冬、「源氏物語」に関する取材で)

◆(「源氏物語」の現代語訳など平安時代を取り上げる理由は)ええかげんでも、だれも分からないから(09年2月、伊丹市名誉市民の贈呈式で。会場を笑いに包んだ)

◆(伊丹市は)ほんわかして、住めば住むほど心安い。人生のおもしろさを、いつも一緒に味わってきた感じがして、ここから動けません(10年11月、伊丹市制70周年式典で)

◆自分が新しいことを言ったつもりでも、みんな既に使われている。実は古典はいつの世でも一番新しいんです(11年春、「田辺聖子の古典まんだら」刊行に際して)

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