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田辺聖子文学館の展示を説明する学芸員の住友元美さん=11日午前、田辺聖子文学館
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田辺聖子文学館の展示を説明する学芸員の住友元美さん=11日午前、田辺聖子文学館
田辺聖子文学館の展示を説明する学芸員=大阪府東大阪市、田辺聖子文学館
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田辺聖子文学館の展示を説明する学芸員=大阪府東大阪市、田辺聖子文学館

 6日、91歳で亡くなった芥川賞作家で文化勲章受章者の田辺聖子さん=兵庫県伊丹市=の母校・大阪樟蔭女子大(大阪府東大阪市)にある「田辺聖子文学館」では、開館記念日(10日)に合わせたミニ企画展「田辺聖子の樟蔭時代」が開かれている。訃報から一夜明けた11日午前には、ファンや学生らが訪れ、死を悼んだ。今後、追悼展も検討する。(金井恒幸)

 訃報が発表された10日、同大は北尾悟学長によるお悔やみのコメントを発表。大学にはお悔やみのメールなどが複数、寄せられた。

 田辺さんは1947年、同大学の前身、樟蔭女子専門学校の国文科を卒業。「ここで学んだ体験が小説家への後押しとなった」といい、同大は2007年、直筆原稿などを展示する同館を開いた。田辺さんが愛したスヌーピーのぬいぐるみを配した書斎の再現コーナーもある。

 企画展には在学中を振り返る作品や雑誌のインタビュー記事などのほか、青春時代を振り返る自伝的作品「しんこ細工の猿や雉(きじ)」の直筆原稿など、珍しい資料が並ぶ。

 田辺さんと親交のあった同館学芸員の住友元美さん(49)は「小説で戦後の独身女性の恋愛や仕事を生き生きと描いた点が衝撃的だった」と振り返る。また「戦時中に少女時代を過ごしたので、スヌーピーのようなかわいいものを平和の象徴とみていたのだろう」と分析する。

 訃報を聞いて同館を訪れた東大阪市の主婦(60)は「恋愛小説でも、人に対する温かさ、優しさを感じた。強烈な悪役は登場させず、ほのぼのとした笑いにあふれる作風が好きだった」と惜しんだ。同大国文学科3年の女子学生(20)は「身近な大先輩で親近感もあったので、亡くなって本当に残念です」と話していた。

 企画展は7月8日まで。同文学館TEL06・7506・9334

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