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建て替えが検討されている火葬場「鵯越斎場」=神戸市北区山田町下谷上
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建て替えが検討されている火葬場「鵯越斎場」=神戸市北区山田町下谷上
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 超高齢化による「多死社会」到来で火葬件数の大幅増が見込まれることから、兵庫県内の自治体で火葬場の改修や火葬炉増設の動きが広がる。姫路市や尼崎市は既に増設、神戸市も3カ所を再整備する方針。都市部を中心に、自治体の死亡者数増への対応が必須となっている。(中島摩子)

 関東地方では火葬の順番待ちが社会問題になっている。火葬を待つ遺体を安置し、いつでも遺族が面会できる場所を提供する民間の「遺体ホテル」もある。

 首都圏のベッドタウンとして知られる相模原市では、火葬件数が多い1~3月の昼前後は「おおむね5~6日待ち」という。市は2024年度を目標に新たな火葬場を整備する方針だ。

 兵庫県内でも、都市部の自治体を中心に「今のままでは限界がくる」との危機感が高まっている。姫路市は「名古山(なごやま)斎場」を16年度から3カ年かけて大規模改修。事業費約14億円を費やし、従来の火葬炉15基を新しいものに替え、さらに2基増やした。

 尼崎市も2基増設。宝塚市は小型炉1基の大型炉への変更について検討を進める。伊丹市では今年4月から、葬儀の日として敬遠される傾向にある「友引」の日も火葬を受け付け、開場日数を増やした。

 神戸市は今後5年ごとの火葬需要を予測。ピークの40年度まで右肩上がりで増えるという。18年度の火葬は1万5497人だったが、ピークの40年度には約1・5倍の2万3082人となる。平成時代が始まった直後の1990年度は1万1668人だったため、50年間でほぼ2倍になる計算だ。

 市内には火葬場が「鵯越」「甲南」「西神」「有馬」の4カ所あり、火葬炉は計53基ある。現在のところ「順番待ちは出ていない」(斎園管理課)というが、開設から約70年の甲南を筆頭に、いずれの火葬場も四半世紀以上が経過し、老朽化が課題となっている。

 担当者は「神戸市の火葬炉は旧型で、他市が採用している最新の炉と比べ、火葬時間に1時間ほどの差がある」と話す。一つの炉で火葬できるのは1日2人で、今後需要が増えると追いつかないという。

 このため現在、火葬炉30基を備え、1日平均30・5人を火葬する市内最大の鵯越を建て替える方針。西神では火葬炉の更新を検討、甲南についても再整備する案がある。

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