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大講堂で学ぶ高齢者=兵庫県いなみ野学園
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大講堂で学ぶ高齢者=兵庫県いなみ野学園

 高齢者大学「兵庫県いなみ野学園」(加古川市平岡町新在家)が13日、創立50周年を迎える。高齢者のための教育機関として全国の先駆け的存在で、延べ約2万人の卒業生を出した。一方でシニアの学ぶ機会は多様化し、近年は入学希望者が減少。同学園は本年度、就業につながる技能養成講座の開設に乗りだし「学びながら働く」という人生100年時代の高齢者像を提案する。(広岡磨璃)

 旧農業短大の跡地を活用し、1969(昭和44)年6月に開設。当時は1年制だったが3年後に4年制となり、86(昭和61)年には学園のシンボルとも言える大講堂が建設された。

 4年制の大学講座は、園芸▽健康づくり▽文化▽陶芸-の4学科。2年制の大学院講座や、卒業後に専門性を高める研究生制度も創設した。研究生の中には年40回の講演を行う人もいて、学園で学んだことを地域に還元している。

 ただ、入学者は減少傾向にある。開設当初は応募が殺到するほどの人気だったが、ここ10年ほどは定員割れが続く。定年延長や、「大学」への憧れが以前よりも薄れたことが要因とされる。また、一般の大学への入学や市町の高齢者大学設置、インターネット利用などシニアの学びが多様化していることも背景にある。

 そこで本年度、カリキュラムを刷新し、入学年齢を「60歳以上」から「56歳以上」に引き下げた。

 年金不安や高齢者の就労が取りざたされる中、高齢者の知識や経験を仕事にも生かしてもらおうと「しごと活躍講座」を開設。看護補助、剪定(せんてい)、日本語教室補助などの養成講座を開き、就労や有償ボランティアに結び付ける。

 柳瀬厚子学園長(61)は「多世代交流や高齢者の仕事創出など、50周年を機に変化しながら、新しい生涯学習のあり方を発信し続けたい」と話す。

     ◇

■7月5日に記念イベント/国文学者・中西進さん講演

 兵庫県いなみ野学園の創立50周年記念大会が7月5日午後2時から、加古川市民会館(同市加古川町北在家)で開かれる。元号「令和」の考案者と言われている国文学者、中西進さんによる公開講座がある。

 中西さんが「万葉集といなみ野」と題し、万葉集に詠まれた「いなみ野」について解説する。先着400人、無料。申し込みは14日まで。講演後に関係者向けの記念式典がある。いなみ野学園TEL079・424・3342

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