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げたでトレーニングする福浪さん。フォームが良いため一見げたに気づかない=明石市
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げたでトレーニングする福浪さん。フォームが良いため一見げたに気づかない=明石市
マラソンを走った後のげたは先端と前の歯が大きく削れていた
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マラソンを走った後のげたは先端と前の歯が大きく削れていた

 板前さんが「げた」でフルマラソンを走ったら-。まるでテレビ番組の企画のようだが、そうではない。正真正銘、本気でこのチャレンジでギネス世界記録を狙う男性が兵庫県明石市にいる。しかも大言壮語ではない。今年3月、げたで出場した大会で4時間切り(サブフォー)を達成した。「皆が絶対無理と思うことをやってみたい」。次の大会はまだ決めていないが、そこでギネス認定に挑むつもりだ。(霍見真一郎)

 明石市の板前福浪弘和さん(32)。2年前の2017年7月、「毎日続けられる運動を」とランニングを始めた。その様子を毎日欠かさず会員制交流サイト(SNS)に投稿する中ですっかり魅力にとりつかれ、ハーフマラソンの大会に参加するように。アニメなどのコスプレ姿で走るうちに丸刈りを生かした「一休さん」を思いつき、18年2月からげたで走るようになった。

 当初は左右にふらつき、足首にげたがぶつかってけがをすることもあった。げたに変えた約1週間後に参加したフルマラソンでは足の指が腫れ、裏には水ぶくれもできる中、制限ぎりぎりの6時間45分で完走した。30キロ地点からは歩くのがやっと。「げたで目立っているのに、足をひきずるおばちゃんより遅くて恥ずかしかった」と頭をかく。

 その後は日常生活でもげたを履いて足を慣らし、各種ハーフマラソンや六甲全山縦走大会などで経験を積んだ。げたを履き比べた結果、キリを使ったげたがヒノキに比べて軽く、最適であることも確かめた。

 そして今年3月に開かれたとくしまマラソン。快調にラップを刻み、3時間49分で走りきった。ギネスワールドレコーズジャパンなどによると、現在のギネス世界記録は16年の大阪マラソンで愛媛県内子町の町職員伊達勇人さん(43)が出した5時間35分。既にこのタイムを大幅に短縮してはいるが、認定には証拠の動画などが必要なため、とくしまマラソンの記録では申請できないという。

 最近は作務衣姿で出走することが多く、沿道からの応援が力になる。「げたで走ることでいろんな人に声を掛けられ、世界が広がった」と福浪さん。「子どもの頃から何かで世界一になりたいと思っていた。いつか絶対、夢をかなえたい」

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