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 人工知能(AI)採用が急速に広がるが、企業、学生ともに、AIに評価を委ねることへの抵抗感は根強い。学生への調査では、AIによる合否判断に、半数が否定的だった。

 就職情報会社リクルートキャリアの昨年2月の調査では、AIによるエントリーシートの合否判断について、学生の半数が「良いと思わない」とし、面接も3分の2が同様の意見を占めた。学生からは「直接やりとりしないと、熱意が伝わりにくいのでは」という声もあった。

 企業側も効果や影響を測りかねている。兵庫県内でも「現状の採用プロセスがベストだと考えており、導入の予定はない」(川崎重工業)、「具体的な検討段階にはない」(神戸製鋼所)と慎重。ある企業の人事担当者は、遠方の学生を面接できる点を評価しつつ、「現時点では学生側に抵抗感が強い。このご時世、ネガティブな反応は一気に広まりかねない」と若者離れを懸念する。

 また、AIの判定には過去の採用データが用いられるため、人材が均質化され、外国人や女性といった少数派が低く評価される恐れが指摘されている。その一方で人手不足でインターンシップなど採用実務が増大しており、AIへの期待感が大きい。

 リクルートキャリアの増本全(ぜん)・就職みらい研究所長は、企業側、学生側とも過渡期にあるとした上で「評価の精度が向上していくにつれ、今後、大企業を中心に導入が広がるだろう」とみている。(広岡磨璃)

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