神戸市議会の6月定例会が19日開会し、新任期が始まって最初の正副議長選で、第101代議長に安達和彦氏(65)=自民、須磨区=を、副議長に村野誠一氏(45)=同=を選んだ。任期は慣例で1年。
議長選では全市議69人が投票し、安達氏が55票を獲得。ほかは森本真氏(共産)=9票▽浦上忠文氏(つなぐ)=5票-だった。
安達氏は1991年から連続8期当選。市会運営委員長などを歴任し、2014年6月から第96代議長を務めた。2度目の議長就任にあたり「市制施行で市が誕生してから130年、阪神・淡路大震災から25年を迎える節目の年。市民の暮らしの安全と安心を守るとともに、さらに魅力的な街になるよう取り組む」と抱負を語った。
村野氏は2003年から連続5期当選。「市政が市民の信頼を得られるよう、市の発展や市民を豊かにする政策を積極的に提案するなど、これまで以上に市民の信託に応えていく」と述べた。(石沢菜々子)
