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椅子から立ち上がるだけで介護リスクを判定できるシステム「Body-KIN」=伊丹市昆陽東5
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椅子から立ち上がるだけで介護リスクを判定できるシステム「Body-KIN」=伊丹市昆陽東5

 椅子から立ち上がる際の体の動きから、介護が必要になるリスクを評価する動画解析システム「Body-KIN(ボディキン)」を兵庫県立福祉のまちづくり研究所(神戸市西区)が開発した。服を着たまま、20秒程度で判定でき、特許も取得。高齢者はいったん「要介護」状態になると元に戻すのが難しいとされ、介護が必要になるリスクを事前に評価できれば、運動やリハビリなど予防策が取れる。(貝原加奈)

 測定方法は関節の位置や筋肉の動きを読み取るカメラの前で椅子に座り、立ち上がるだけ。立ち上がることは、日常生活がスムーズにできるかの一つの指標となるため、この動作に着目した。

 約20秒の測定で、姿勢や左右のずれのほか、腰や膝などへの力の加わり方なども分かり、効率的に体を使えているかを顔マークで表す。計測にセンサーなどの装着は不要で、専門のスタッフがいなくても自動で判定できる。同研究所は体の使い方にばらつきが出てくる70~75歳が主な対象になるとみている。

 同研究所は介護関連企業「あらたか」(兵庫県西宮市)の協力を得て、昨年10月から同社の介護予防センター(同県伊丹市)に同システムを導入するなどしてデータを収集し、分析の精度を高めてきた。

 同センターでは、介護予防に取り組む高齢者約180人が定期的に同システムを利用している。同社の中村祐介社長(40)は「セルフケアの大切さを意識でき、介護予防にも役立っている」と話す。

 同研究所の陳隆明所長(58)は「シンプルさと正確性を両立できるよう開発に知恵を絞った。できるだけ早く衰えの前兆に気付いて、予防をスタートさせてほしい」とする。

 一般に販売する予定はなく、自治体などの協力を得て、県内の関連施設への導入を目指す。

 問い合わせは同研究所にメール(info00@assistech.hwc.or.jp)で。

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