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路線価が大幅に上昇したJR姫路駅北側の大手前通り周辺=姫路市駅前町から(撮影・小林良多)
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路線価が大幅に上昇したJR姫路駅北側の大手前通り周辺=姫路市駅前町から(撮影・小林良多)

 国税庁が1日発表した2019年分の路線価。兵庫県内21税務署別の最高路線価では、神戸・三宮センター街とJR姫路駅前の大通りが昨年から25・0%上がり、「2強」ともいえる様相となった。中山間地域などは下落傾向が続いたが、その中で、豊岡市城崎町はインバウンド(訪日外国人客)効果により2年連続で上昇し、好調を維持した。

 姫路市駅前町は7年連続のプラスとなった。管内の最高路線価はこれまで駅前商店街の「御幸通り」だったが、今回は世界文化遺産・国宝姫路城が見通せる「大手前通り」へと1本西側の通りに移った。

 大手前通りの上昇率は昨年も14・3%と高かったが、19年は25・0%とさらに上がり幅が拡大した。駅周辺では再開発事業が終盤を迎え、「最近は目に見えて若い人や外国人の通行が増えている」と姫路駅前商店街振興組合の松岡淳朗理事長(72)。「発展を続ける姫路の街が期待されている証拠ではないか」と喜ぶ。

 神戸市の三宮センター街(中央区三宮町1)も25・0%上昇し、昨年に続いて20%超の高水準を保った。上昇幅は、大阪や京都で路線価が同水準の地域に比べても大きい。価格(1平方メートル当たり490万円)は10年前の1・8倍に当たり、記録が残る1977年以降、43年連続で県内トップに立つ。

 兵庫県不動産鑑定士協会の多田敏章会長(56)は「行政による再開発やホテル建設などの民間開発が功を奏している」と分析。今後も、神戸空港の規制緩和などで「三宮地域への期待は高まるのでは」と話す。

 都心部と周辺地域の二極化が進む中、豊岡・城崎温泉では中心部にある外湯「一の湯」前の路線価が3・8%上がった。上昇率としてはほぼ前年並みだった。

 近くの旅館「山本屋」の高宮浩之社長(57)によると、外国人観光客が定番の1泊2食に加え、素泊まりや2泊以上を選ぶケースが増えており、滞在スタイルの幅が広がりつつあるという。ここ1、2年で飲食店や雑貨店などが十数店舗開業しており「そうした活気が反映されているのでは」と話した。(谷川直生、村上晃宏、石川 翠)

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