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核兵器廃絶に対する考え方を議員ごとに確認できるサイトを立ち上げた安藤真子さん=兵庫県宝塚市内
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核兵器廃絶に対する考え方を議員ごとに確認できるサイトを立ち上げた安藤真子さん=兵庫県宝塚市内

 日本が参加していない核兵器禁止条約を巡り、核兵器廃絶に対する国会議員らの見解を確認できるサイト「核兵器Yes or No!? 議員ウォッチ2019」が開設された。手掛けたのは、非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)で国際運営委員を務める川崎哲(あきら)さん(50)と、神戸大大学院生の安藤真子(まこ)さん(24)ら。参院選の公示を4日に控え「判断材料としても活用してほしい」と話している。(段 貴則)

 同条約は2017年、122カ国・地域の賛成で採択された。核兵器の開発や保有、使用を全面的に禁じる。核保有国の米国や「核の傘」に入る日本は、条約に反対の立場を貫いてきた。日本が条約に参加する場合は、政府の署名などが必要となる。

 サイトでは、条約参加を求めて日本原水爆被害者団体協議会などが集める「ヒバクシャ国際署名」への賛否を衆参全議員に尋ね、その結果を「賛同」「不賛同」「未回答」に分けて紹介。参院選立候補予定者の一部も答えており、結果は政党別や都道府県別にも閲覧できる。意見書などの形で政府に条約締結を求めた市区町村もまとめている。

 サイト制作のきっかけは「なぜ日本は、条約に不参加なのか」という海外の声だった。

 広島市出身の安藤さんは、高校時代から被爆者の聞き取りや核兵器廃絶を求める署名活動に携わった。昨年、川崎さんが共同代表を務めるNGOピースボートの船旅に参加し、被爆者と世界を巡った。寄港地で被爆者が体験を証言すると、唯一の戦争被爆国である日本が、条約に加わらない疑問を若者から投げ掛けられたという。

 「核の傘に入っている日本では、条約締結を求める議論は広がっていない」と安藤さん。現在、サイトの質問に回答を寄せた国会議員も1割強にとどまる。安藤さんは「不賛同を含め政治家の意思表示がなければ、議論が始まらない。さらに回答率を上げ、条約について考えられる環境を整えたい」と話している。

 サイトのアドレスはhttps://giinwatch.jp/

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