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王位戦第1局で木村一基九段(手前)に先勝した豊島将之王位=4日午後、名古屋市内
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王位戦第1局で木村一基九段(手前)に先勝した豊島将之王位=4日午後、名古屋市内

 将棋の豊島将之王位(29)=名人、棋聖=に木村一基九段(46)が挑む第60期王位戦7番勝負(神戸新聞社主催)の第1局は4日、名古屋市の料亭「か茂免」で指し継がれ、午後3時43分、99手までで先手番の豊島が勝ち、初防衛に向け好発進した。

 持ち時間各8時間のうち、残りは豊島3時間14分、木村1分。第2局は30、31の両日、札幌市の京王プラザホテル札幌で行われる。

 本局は、木村が豊島を横歩取りに誘導。しかし豊島は機敏な攻めで、中盤からリードを広げた。

 木村の封じ手6四歩(50手目)は52分を費やした苦心の手だったが、優勢の豊島は2筋の歩を突き捨ててから、5四桂(71手目)と跳ね、最短の寄せを狙った。木村も4六歩(74手目)と反撃を試みたが及ばなかった。投了図以下、2二玉に3四金などから後手玉に必至がかかる。

 立会人の杉本昌隆八段(50)は「本局は豊島王位の読みが光り、木村九段は持ち味を出せなかった。ただ、木村九段の勝負への執念は将棋界随一。先手番になる次戦以降、熱戦が見られるだろう」と話した。

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