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神戸の沖縄料理店で三線を練習する木谷亮太さん(左)と玉城忍さん=神戸市灘区深田町3、居酒屋結
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神戸の沖縄料理店で三線を練習する木谷亮太さん(左)と玉城忍さん=神戸市灘区深田町3、居酒屋結

 難聴の男性と目が不自由な男性が、沖縄の弦楽器「三線」を手に、関西でライブ活動を始めた。ユニット名は、聴覚と視覚の障害を意味する英単語を組み合わせて「デフブラモンキー」と名付けた。2020年の東京五輪・パラリンピックなどに向け、2人は「音楽を通じ、挑戦する障害者たちを応援していきたい」と練習を重ねている。

 両耳難聴の会社員木谷亮太さん(36)=神戸市垂水区=と、視力が「うっすら明るさを感じる程度」という演奏家玉城忍さん(44)=京都市。2017年に障害者対象の音楽イベントで知り合った。互いの演奏が心地よく、木谷さんが「一緒に組もう」と声を掛けた。

 三線は、2人にとって「人生を前向きにさせてくれた存在」という。

 生まれつき弱視だった玉城さん。三線を始めた当時は譜面を見ることができたが、視力が急激に落ちたため三線仲間との練習について行けなくなり、心のバランスまで失った。支援施設で社会復帰を目指す中、支えになったのは三線。音だけを頼りに曲を覚え、練習に打ち込んだ。

 一方、木谷さんは「三線の先生の声は聞き取れなくても、三線の音色だけは、はっきり耳に届いた」と振り返る。演奏する先生の手先を見ながら腕を磨き、18年の琉球民謡コンクールで最高賞に輝いた。「三線と唄を始めたことで、滑舌も良くなり、人とのコミュニケーションをとれるようになった」と笑顔を見せる。

 18年秋にユニットとしての活動を開始。関西各地の沖縄料理店などに出向き、演奏を披露している。

 玉城さんは「将来の夢は、パラリンピックや(聴覚障害者の五輪といわれる)デフリンピックの公式テーマソングを作ること」と強調。木谷さんも「ハンディキャップに関係なく、音楽に取り組む姿勢を見てもらい、多くの人たちを勇気づけたい」と話す。

 兵庫県内では8月24日午後7時半から、神戸市兵庫区福原町の「沖縄料理居酒屋あらがき」(TEL078・335・6189)でライブを予定する。(段 貴則)

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