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逮捕された美容師の男がわいせつ行為を行っていたとされる美容室=姫路市内
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逮捕された美容師の男がわいせつ行為を行っていたとされる美容室=姫路市内

 無料サービスと偽って女性客を店に招き、わいせつな行為をしたとして、兵庫県警姫路署は、準強制わいせつの疑いで同県姫路市の美容師の30代男を逮捕した。逮捕容疑は2月下旬、自身の経営する美容院で、20代の女性客に対し、髪のトリートメントなどの間に、美容サービスだと思わせて体を触った疑い。

 「トリートメントとヘッドスパの無料キャンペーンに当たりました」。男がツイッターのダイレクトメッセージを使い、20代の女性客に送った内容だ。女性は男がオーナーを務める同県姫路市内の美容院を訪れ、カーテンで囲われた空間で美容サービスを受ける最中、尻や胸を触られたという。

 姫路署によると、女性は「おかしい」と思いながら拒否できず、後日別の美容師に相談したことで、やっと被害申告に至ったという。NPO法人性暴力被害者支援センター・ひょうご(尼崎市)は「被害に遭った瞬間に『わいせつ行為を受けた』と思える人がどれだけいるか。頭が真っ白になり、フリーズ状態に陥る被害者が多い」と説明する。

 男は6月20日にも、サービス中に常連の女性客の胸や下半身を触ったとして、強制わいせつの疑いで再逮捕された。この被害者は最初の逮捕を知って初めて同署に相談。同様に報道を知った女性10人以上から相談が寄せられているという。

 ただ、再逮捕の被疑事実は約1年も前の出来事だ。これほど長い間、女性はなぜ訴え出られなかったのか。同NPOは指摘する。

 「加害者は計画的に拒否しにくい状況をつくり上げた上、被害者にも落ち度があるように思わせ、誰にも相談できないよう心理操作をしてくる。そして、性暴力は心と体をもののように扱い、罪悪感や屈辱感をもたらす。そのような心理状態の人が、すぐに被害を訴えるのはとても困難なこと」

 姫路署幹部も「犯罪を立件できたのは、最初に被害女性が勇気を出して申告してくれたからだ」と力を込める。(井沢泰斗)

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