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ポリグラフ検査に関わる関学大の博士号を取得した大塚拓朗さん=神戸市中央区、兵庫県警本部(撮影・那谷享平)
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ポリグラフ検査に関わる関学大の博士号を取得した大塚拓朗さん=神戸市中央区、兵庫県警本部(撮影・那谷享平)

 発汗などの生理反応を利用し記憶の有無を確認する「ポリグラフ検査」に関する研究で、兵庫県警科学捜査研究所(科捜研)心理科の主任研究員、大塚拓朗さん(43)が、関西学院大で心理学の博士号を取得した。隠し事がまばたきなどの生理反応に及ぼす影響を明らかにしたという。大塚さんは「研究がポリグラフ検査の精度向上に貢献できれば」と話す。(杉山雅崇)

 ポリグラフ検査は、容疑者らに事件に関する質問をし、体に表れる発汗や呼吸などの反応を科学的な見地から分析する。事件捜査では科捜研職員が専用の機器を対象者に着けた上で複数の質問を行う。

 大塚さんは愛知県岡崎市出身。関学大で心理学を専攻した後、2004年に科捜研心理科に入所。13年に「検査を受けている対象者の心の中で何が起きているかをもっと知りたい」と、関学大大学院に再入学。業務の傍ら、6年かけて実験と論文の執筆に取り組んだ。

 研究では、金庫から財布を盗ませる模擬犯罪実験を実施。その後、財布を大塚さんに提出させたグループと、財布を持ったままのグループに分け「盗んだものは何か」を問うポリグラフ検査を受けさせた。

 その結果、財布を持った状態のグループの方が、質問時のまばたきの回数が顕著に減ることが判明した。まばたきは現在の検査の判定要素に含まれていないが、将来的に利用できる可能性があるという。

 大塚さんは「科学捜査の重要性は年を追うごとに増している。今後も科捜研職員として、事件解決に貢献していきたい」と話す。

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