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参院選候補者の街頭演説を聴く有権者ら=11日午後、豊岡市中央町(撮影・末吉佳希、画像の一部を加工しています)
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参院選候補者の街頭演説を聴く有権者ら=11日午後、豊岡市中央町(撮影・末吉佳希、画像の一部を加工しています)

 公示から1週間が過ぎた参院選。改選数3を争う兵庫選挙区では候補者6人が兵庫県内を駆け巡る。人口が集中する都市部に注力するのか、人口減少など課題のある郡部を重点的に回るのか。約8400平方キロの広大な選挙区で勝ち抜くため、各陣営とも後半戦に向けて知恵を絞る。

 公明新人の高橋光男氏(42)は、これまでに14市でマイクを握った。党の調査で「支持が弱い」とされた阪神間に狙いを定め、党幹部らも来援。陣営は「公示前までに既に全市町を4巡以上はした」と強調しつつ、郡部は地元議員や支持組織でカバー。終盤戦も有権者が多い都市部で無党派層への訴えを強める。

 立民新人の安田真理氏(41)も神戸や姫路など人口集中エリアに力点を置くスタンスだ。これまで11市を回ったが、地縁がない“落下傘”候補だけに「1時間で何人と触れ合えるかが勝負」。12日は西播磨も回る予定だが、陣営は「郡部で人を集めるには相当な労力と時間がかかる。今の組織力では難しい」と明かす。

 一方、35市町で演説を重ねた自民新人の加田裕之氏(49)は、都市部に集中して活動する他陣営を「地方の切り捨てだ」と批判。各地にいる自民議員や支持団体を足がかりに、郡部でも頻繁に演説会を開く。陣営は「堅調な党の支持率を候補者の票につなげるためにも県内全域をくまなく回る」とする。

 唯一の現職、維新の清水貴之氏(45)も全市町訪問を目標に10日は豊岡市に宿泊。11日は姫路市まで街宣を繰り返した。新人候補だった6年前は都市部での動きが中心だったが、今回は「兵庫には過疎化が進む地域が多い」と郡部も重視。4月の統一地方選で大幅に増えた地方議員の協力も得ながら33市町を巡った。

 共産新人の金田峰生氏(53)は16市で演説。11日は丹波、但馬地域を回ったが、活動は神戸や阪神間が中心という。陣営は「短い選挙期間中に広い県内はとても回りきれない。移動に時間がかかる地域だと、党幹部に応援に来てもらうのも難しい」と話し、郡部は主に比例代表候補の街宣車を走らせる。

 候補者6人中、新人が5人を占め、激戦が予想されるが、朝来市の農業の男性(68)は「公示以来、候補者はだれも見ない。地方を避けているのだろうか」と漏らす。「都市部は選挙で盛り上がっているのかもしれないが、田舎は全くの無風状態。選挙ポスターくらいしか判断材料がない。じかに声を聞きたい」と話す。(まとめ・前川茂之)

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